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君が代起立条例 [学校]

 憲法では、思想・信条の自由が規定されている。

 これは、人権であり、何者によっても奪われることがあってはならない。

 しかしながら、弁護士でもある橋下大阪府知事が率いる大阪維新の会は、教育職員に対して「君が代起立」を強制する条例を提出するという。

 ここは、大阪府議会の良識の見せ場だろう。

 イワシの頭を信心する者がいても、現日本国憲法の下では、彼の信仰を否定してはならない。宗教上の理由で、起立を拒否する職員がいたら、どう対応するのか。

 橋下氏は、「公務員だから当たり前」としか言わない。
 こんな粗雑な論理で法を出すのは、憲法を忘れているとしか言いようがない。日本は地方を含めファシストの国家では無いのだ。

 そもそも時々に自ら歌い出したくなるのが「国歌」であろうし、それを絶対に歌いたくない国民勢力がある限り、それは「国歌」としては定着しないのだ。法律で決めたから、の問題ではない。多数決は当面の決着であって、真理では無い。教育職員に強制するというのは、要は児童・生徒への強制をねらっているのに他ならない。

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ライラックまつり [雑感]

 5月25日から、大通りを中心に、「さっぽろライラックまつり」が始まった。

 だが、せっかくのライラックがそんなに開花していないのだ。
 初夏の訪れを告げる祭りなのに、夏はまだ遠いことすら予感させる。

 毎朝、通勤時に通る、北区の「百合が原公園」のライラックは、たしかに、多少のつぼみは付いているが花開くまでではない。もう少し暖かくないと初夏の気配は感じない。と言うより、春を迎えた気分もまだ薄いのだ。

 ライラックは、「札幌の木」として、昭和35年に市民投票で選ばれたそうだ。
 起源は、明治22年、北星学園の前身であるスミス女学校の創始者サラ・C・スミス女史が、故郷アメリカから携えてきたもので、北大付属植物園に現存しているという。
 たしかに、市内にはあちらこちらにライラックはある。百合が原公園の中には、「世界のライラック」広場があるし、近年出来た「創成川公園」にも30種類以上のライラックが植栽されたという。
 
 歌人吉井勇の歌碑が大通西4丁目にある。
 
 「家ごとにリラの花咲き札幌の 人は楽しく生きてあるらし」
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