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ユッケで死亡 [健康]

 富山・福井両県の同じ焼き肉チェーン店でユッケを食べた4名が死亡し、数十名が食中毒で入院しているという。

 ここまで同一店から大量の食中毒者が出て死亡者まで出した例はかつて無かったのではないか。
 そもそも生肉食に対する衛生観念が無きに等しかったのではと思う。接客には気をつかっていたと言うが、薄利多売方式で、主たるメニューは一皿100円で、このユッケは280円で売られていたそうだ。しかも前日売れ残った肉は翌日も使われていたという。複数の店舗で同時発生とは、仕入れの段階に問題があったことを伺わせるが、同時にマニュアル化された調理・管理にも問題があったことが感じられる。

 ずいぶん昔の話だが、学生時代、塾で講師をしていたとき、先輩の先生と、焼き肉屋に入って食事をしたことがあった。
 そこで、レバーを注文して、先輩が「これ生でもおいしいんだよ」と二人で食べ始めていると、店の従業員が飛んできて、「それは生食用のものではないので、絶対に止めてください!」と制止された。今から考えると、当然の対応だったと思う。プロが調理する飲食店であれば、当たり前のことだ。

 食中毒の経験は一度だけある。
 学生時代、寮務委員で学生委員会との交渉があった。
 交渉最中、どうも体が火照る。興奮しているのかな、と思った。
 終わってから、周りに聞くと、どうもみんな熱が出ているようだ。共通しているのは、寮の夕飯を食べてから来たこと。鯖にあたったのだ。学生係に連絡して、調理員に確認すると、朝仕入れた鯖を冷蔵庫に入れていなかったらしい。ここまで初歩的なミスは珍しいのだが、保健所に報告すると、明日からの飯が出なくなる。大きな事態にはならなかったので、報告しないことにした。

 昨日の北海道新聞だったろうか、岩見沢市の学校給食がやっと再開されたそうだ。死者こそ出なかったものの、食中毒の被害にあった後遺症は未だ残っているらしい。
 食の安全は、生産だけではなく、当然加工にまで及ぶ。プロたるもの、新たな自覚を持って、臨んでいただきたい。
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お西かお東か [雑感]

 浄土真宗のいわゆる門徒であることは知っているのだが、お西だったかお東だったか、時に分からなくなる。

 俗説では、北海道は「お東」が多いという。京都から見て東だからだ。だが、実際はあまり関係はないようだ。
 そもそも教義上の違いもほとんどないので、対立・抗争の歴史は無い。むしろ、近年では交流の方が進んでいるようだ。とにかく、大所帯なので、織田信長の時代から分かれてはいるが、今更一緒になる必要もない、と言った感じなのだろうか。

 お寺が、生まれた北見市なものだから、行く機会がほとんど無い。墓も北見なので、墓参りも何年かに一度できればよい方だ。
 北見のお寺は「本覚寺」と言い、北見さくら幼稚園がそこにある。わたしも小学校に入る前に1年通った。だから、お寺の場所は良く覚えている。
 改めて調べると、浄土真宗本願寺派のお寺だ。だから、「お西」であることが分かる。
 父が亡くなった恵庭では、「本誓寺」の住職さんに来てもらって、お経を上げてもらった。葬儀屋さんの手配だとは思うが、同じ本願寺派でも、寺によってはつながりが深かったり浅かったりするのかもしれない。
 家から歩いて3分ほどの所に、お西のお寺があり、「浄土寺」と言う。北見の本覚寺さんとご縁はあるのだろうか。
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