SSブログ

宣誓書 [学校]

 前にも書いたかも知れないが、教職に就くにあたって、「宣誓書」の提出が必要になる。札幌市においては、その内容は以下の通り。(昭和59年度のもの。今は多少変わっているところがあるかも。)

 宣誓書

 「私は、ここに日本国憲法を尊重し、かつ擁護するとともに、教育を通じ、全体に奉仕すべき義務を深く自覚し、教育に従事する公務員として誠実かつ公正に職務を執行することを誓います。」

 追 再任用教員についても、提出が求められる。
nice!(10)  コメント(0) 
共通テーマ:学校

20代教員に心の病気増加 [学校]

 以下引用

「業務断れず限界まで」「眠るのが怖い」20代教員に心の病増加…過重業務で適応障害、自殺も 
10/24(月) 5:00配信

読売新聞オンライン
 心の病を抱える若い教員が増えている。2020年度までの5年間で、精神疾患で休んだ20代教員の在職者に占める割合は1・5倍へと増えた。仕事を苦に自殺を図る20代教員の割合も、ほかの年代の教員と比べて高い傾向がみられる。文部科学省は来年度、公立学校の教員のメンタル対策に本格的に乗り出す。(佐々木伶)


 「業務を断れず、限界までがんばってしまった」

 2017年、当時29歳だった大阪府立高校教諭の男性(34)の心身に異変が表れた。

 学級担任や部活動に加え、生徒のオーストラリアへの海外研修の調整や引率を任された。連日深夜まで働き、休みは部活動のない定期テストの期間中だけだった。

 海外研修の直前、頭痛や胸の痛みを覚えた。受診すると、医師から「1か月は就労不可」と言われた。だが、代わりに引率できる教員がおらず、診断書を病院に返還した。「自分がやらなければ、困るのは生徒だと思った」からだ。

 その後、適応障害と診断され、休職を繰り返した。現在は復帰しているが、薬と通院は欠かせない。男性は「業務量を減らせないなら、教員を増やすしかないのでは」と訴える。

 福井県美浜町の団体職員の男性(62)は数年前、教員になりたての長男(享年27歳)を自殺で失った。残された日記には、仕事での苦悩がつづられていた。

 長男は福井県内の中学校の正規教員となった1年目、学級担任や社会科、野球部の副顧問に加え、専門外の体育を担当。指導困難な生徒の保護者にも対応した。「過労死ライン」とされる月の残業80時間を最大90時間超えていた。

 長男の日記には、仕事に追われる様子が記されていた。「授業の準備が追いつかず、眠るのが怖い」「(保護者に)どう話しても烈火のごとく反撃がくる」「終わりを感じ、涙が出そうになる時がある」――。

 男性は17年2月、学校側に安全配慮義務違反があったとして県と町を相手に約1億円を求めて提訴。福井地裁は19年7月、業務と自殺の因果関係を認め、県と町に約6540万円の賠償を命じた。
判決では、「過重労働は明らかだったのに、(管理職が)業務を変更するなどの義務を怠った」と指摘。長男が自殺前に精神疾患を発症していたことも認定した。

 日記には「新しい方法での1年生の授業では、分かりやすかったと感想をもらえた」との手応えもあった。男性は「息子は子どもたちのために弱音も吐かず、一生懸命に仕事をしていたのに」とつぶやいた。

 文科省によると、20年度に心の病が原因で1か月以上休んだ公立学校教員は9452人に上った。20代の教員に占める割合は1・43%(2140人)で、16年度の0・91%(1286人)から1・5倍へと増えている。

 警察庁のデータを基に厚生労働省がまとめた資料によると、21年までの5年間に自殺した20代教員61人のうち、「勤務問題」が理由に含まれていたのは49%と半数を占めた。ほかの年代では、30代が32%、40代が35%、50代は44%だった。

 背景には、教員不足や団塊世代の大量退職で若い教員の業務負担が増えていることがあるとみられる。

 担当外の教科を教えることが増えたほか、新任教員もすぐに学級を担任し、保護者対応をするようになった。ある中学校長は「若手に多くの業務が集中する一方、ベテランの不在で相談する機会が減っている。管理職も忙しく、若手をケアする余裕もない」と漏らす。

 文科省は来年度予算の概算要求で、教員のメンタルヘルス対策の調査研究事業に9000万円を新規に計上した。自治体に委託し、病気休職の原因分析や対策の効果を検証する。成果のあったモデル事業を新たな施策として全国に広げたい考えだ。担当者は「教員不足のなか、若手休職者の増加は学校現場をさらに窮迫させる」と危機感をもつ。

 教員の働き方に詳しい小川正人・東京大名誉教授は「多くの業務を抱え、経験の少ない若手教員は自分を追い詰めるような働き方になりがちだ。管理職は業務量や労働時間を把握し、適切に配分するよう努め、相談しやすい雰囲気を作ることが必要だろう」と話している。(引用ここまで)


 さらに文科省より引用すると、「公立の小学校等の校長及び教員としての資質の向上に関する指標の策定に関する指針」(改正案)では、
 「学校を取り巻く状況については、
 いじめ・不登校などの生活指導上の課題への対応や貧困・虐待などの課題を抱えた家庭の児童生徒等への対応、
 インクルーシブ教育システムの理念を踏まえた発達障害のある児童生徒等を含む特別な支援を必要とする児童への対応、
 外国人児童生徒等への対応、
 個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実と主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善、
 道徳教育の充実、
 小学校における外国語教育、
 一人一台端末環境を前提としたICT・教育データの利活用、
 STEAM教育等の教科等横断的な学習の推進、
 進路指導及びキャリア教育への対応、
 学校安全への対応、
 幼児教育と小学校教育の接続、
 小中一貫教育及び中高一貫教育等の学校段階間接続等への対応、
 保護者や地域との連携・協働体制の構築などが今日的に求められている。
 変化し続ける社会や学校現場からの養成に的確に応えられるよう、これらの変化に対応した教員の資質の向上が求められている。」(引用ここまで。読点で分けたが、全文で2行である。)

 盛り込みすぎと考えるのは、私だけ?
 これでは、まずは小学校教員の志望者は減るだけだろうに。

 自分で考えるに、20代なら、やってやろうと意気軒昂と現場に入ったかもしれないが、時代も家庭環境も変わった。学校も変わらなくてはならない。公教育を維持していくなら。
nice!(9)  コメント(6) 
共通テーマ:学校

無線局免許状(再免許) [学校]

 アマチュア無線の免許状は、免許が切れる日の1年前から1ヶ月前までに再申請できるので、早々と再免許の申請をした。  今の免許状が平成35年(令和5年西暦2023年)5月14日までなので、新免許状は、令和5年(2023年)5月15日から令和10年(2028年)5月14日までとなっている。長男の分も同時に届いた。ただ有効期間は多少異なる。  3日ほど前に妻が家のブルーベリーの初収穫をしたようだ。  札幌近郊の摘み取り園「ブルーベリーさっぽろ」は、今日22日から開園だという。今年は豊作のようだ。
nice!(7)  コメント(0) 
共通テーマ:学校

ハーディ・ラマヌジャン数 [学校]

 インド人の天才数学者ラマヌジャン(1887~1920)が、結核で留学先のロンドンの療養所にいたころ、僚友のハーディ(1877~1947)が見舞いに訪れ、「乗ってきたタクシーのナンバーは、1729だった。つまらない数だった」と言ったところ、「それはとても興味深い数です。2通りの2つの立方数の和で表せる最小の数ですよ」と答えたという。1918年2月頃の話だという。

 1729=12^3+1^3=1728+1=1729
   =10^3+9^3=1000+729=1729

 この由来から、「一見すると特に意味の無い数」のように小説等に登場することがある。
 新しい車のナンバーは、これにしようか。
nice!(5)  コメント(2) 
共通テーマ:学校

公務員の定年延長の話 [学校]

 ファイナンシャルプランナー岩崎大さんの解説(2022/01/17)によると、公務員は、次のように定年延長になるようだ。

 ・2023~2024年度 ・・・61歳
 ・2025~2026年度 ・・・62歳
 ・2027~2028年度 ・・・63歳
 ・2029~2030年度 ・・・64歳
 ・2031年度以降  ・・・65歳

 したがって、2023,2025,2027,2029年度の定年退職は無い。
 2022年度中に60歳の誕生日を迎えるものは、2023年3月31日で定年退職となるが、2023年度に60歳の誕生日を迎えても翌年定年とはならない。定年が61歳に引き上げられるので、2025年3月31日が定年退職となる。以下2年ごとに定年が引き上げられて、2031年度以降は65歳の誕生日を経て翌年の3月末が定年退職となる。具体的には、1966年(昭和41年)4月2日以降が誕生日である者から、65歳定年が始まることになる。
 定年が延びても、60歳以降の給与は7割水準に下がる。ただし退職手当の支給時期は後ろ倒しになるが7割水準になってもマイナス影響は無い。
 60歳で退職して、65歳まで再任用で働く事も可能だが、給与面では定年まで退職しない方がプラスになるようだ。いずれにせよ、年金支給が65歳からになるので、なんだかの形で働かなくては生活はできない。

 定年延長をどう迎えるかは、体調面とメンタルな部分で決まるだろう。60歳と61歳とではそう変わりは無いかもしれない。だが、65歳となると、質的な変化が顕著になってくる。教員の仕事はほとんど立ち仕事なので、私は中学だったが、平均1日6000歩は歩いていた。校外学習の時は3万歩の時もあった。デスクワークに専念できないのが教員の仕事なので、65歳定年というのは体力的にもメンタル的にもすべての者にとっては厳しいかもしれない。
nice!(6)  コメント(0) 
共通テーマ:学校

シャープペンシル「ビズノ」(「オルノ」)の消しゴム [学校]

 14日に、シャープペンシル用の消しゴムが届いた。

 この商品の消しゴムは市販はされていないし、取り寄せもまず難しいとのことなので、トンボ鉛筆のお客様相談室へ直接切手で商品代金と返信代金を払った。ちなみに、1ヶ22円で、送料は84円である。机の中にあった切手を送った。
 届いた円筒形の消しゴムを、ノギスで測ると直径4.7㎜、長さ12.5㎜。消しゴムを差し込むシャープペンシルのポケット部分の長さが9.1㎜なので、ぎりぎり3.4㎜しか字を消すのに使用することができない。全体の27%だ。22円を払っても、使えるのは6円分だけと言うことになる。ただ、残りの16円分は字を消す「支え」となるわけだから必要不可欠なものだ。ただ、直接字を消すのには使えない。
 6ヶ買ったが、案外早く使ってしまいそうだ。
nice!(5)  コメント(0) 
共通テーマ:学校

三角関数と逆三角関数 [学校]

 微積を使うのには、弧度法で角を表すので、角rをラジアンとすると、マクローリン展開より、

 sinr=rー1/3!・r^3+1/5!・r^5-1/7!・r^7+・・・

 cosr=1ー1/2!・r^2+1/4!・r^4ー1/6!・r^6+・・・

 ちなみに、sin30°の近似計算をしてみると、30°はラジアンではπ/6=0.523598775・・・
 上記の式で、2項まで計算してみると、π/6ー1/6・(π/6)^3=0.499674178
 およそ、0.5で、sin30°=1/2 であることが分かる。

 これは、三角定規で使う、1つの角度が30°の直角三角形を考えると、sin30°は斜辺分の高さだから、1/2で一致する。

 逆三角関数でtanの角を考えるなら、同じ直角三角形で、底辺分の高さを求めると1/√3だから、ここでxを長さとすると、

 θ=arctanx=xー1/3・x^3+1/5・x^5ー1/7・x^7+・・・

 なので、x=1/√3=√3/3 を代入すると、2項までで、θ=0.5235946・・・で上とほぼ同じであるから、30°であることが分かる。

 関数電卓の中では、同式がメモリーに組み込まれているのだろう。一瞬で、答えが出る。
 計算尺でも、例えば6%の勾配の角度などは、C尺の0.06に対して、ST尺を読めば良い。3.44°を得る。電卓では、3.433630362°。

 今は微分積分が使えるから簡単だが、昔は三平方の定理や三角法の定理を使って計算し、数表にまとめたそうだ。手計算だったから、間違いも多かった。
 そこで、計算から印刷まですべて機械(歯車構成で、動力は手動あるいは蒸気機関)で行うことを考えた数学者がいた。チャールズ・バベッジ(1791~1871)である。資金難で完成までには至らなかったが、彼の設計図(「ディファレンス・エンジン2号」)を元に、1991年にロンドン科学博物館が製作したところ、見事に動いた。制作には8ヶ月、費用は75万ポンド(当時で約1億7千万円)を要したという。博物館では、毎日実演をしているそうだが、YouTubeでも見ることが出来る。現代のコンピューターの原型と言える。
https://www.youtube.com/watch?v=XSkGY6LchJs
nice!(5)  コメント(0) 
共通テーマ:学校

非正規任用教員 [学校]

 以下、時事通信社の報道(2022/05/14)

 教員免許の有効期限を10年と定める「免許更新制」を廃止する法律が成立した。

 過去に取得しながら更新されずに失効した免許も7月から復活する。教員経験のない「ペーパーティーチャー」が教壇に立ちやすくなり、末松信介文部科学相は13日の閣議後記者会見で「周知・広報をしっかり行っていきたい」とアピール。教員不足対策として期待されるが、取得から長期間たつ人も多く、教科の知識や指導法の学び直しがカギとなる。

 免許更新制は10年ごとに30時間の講習を受けなければ失効する。2009年度に導入したが、受講が現場教員の負担となっていたため今年7月に撤廃。全ての免許は無期限有効になり、必須講習の代わりに自主的に研修を受ける仕組みに変わる。

 教員免許は、09年度以前に取得した旧免許と同年度以降の新免許がある。教職に就いていない人は旧免許保有者で推定数百万人、新免許保有者で同数十万人いる。現行制度で期限切れ免許を復活させるには30時間の講習が必要だが、7月以降、旧免許は自動的に復活。新免許も申請すれば講習なしで再取得できる。

 教員不足は危機的状況だ。文科省調査によると、21年度の始業日時点で全国で約2600人が不足。授業が成り立たず自習になったり、現職教員の負担が増えたりしている。同省幹部は今回の制度改正を機に「『せっかく免許があるから(教員になる夢に)再チャレンジしよう』という人はぜひ学校に来てほしい」と呼び掛ける。

 ただ、免許が復活しても採用試験に受からなければ教壇に立てない。教科の知識だけでなく、情報通信技術(ICT)教育や特別支援教育など最新の指導法も習得する必要がある。同省は今年度、オンライン研修映像を作成して教職希望者を後押しする。 引用ここまで

 この報道に欠けているのは、非正規任用教員の存在だ。
 以前は「期限付き教諭」と言って、担任も持つことがある1年未満の任期の教員が多かったが、今は主に時間講師となっているそうだ。教員採用試験には合格していないか、あるいは、そもそも受けていない場合がある。産休・育休・傷病等で欠員となった教員の補充となる教員だ。試験は無く教員免許状さえ持っていれば、教壇に立つことができる。それどころか、今は、その非正規任用教員ですら探すのが大変なのだ。さらに、年度当初から欠員の出ている県が多数あるのも実態だ。そんな現状に後押しされ、教員免許の復活が不可欠になってきて法改正を押しすすめたと言っても過言ではない。かつ、これらの非正規任用教員には研修の機会はまるで無いのだ。この矛盾をクリアするには、非正規任用教員を減らすことと、有給での研修の機会を与えることだ。しかし、どちらもお金のかかることだからか、文科省は、これらの件に関しては一言も言及していない。
nice!(5)  コメント(2) 
共通テーマ:学校

「教員免許更新制度」廃止決定 [学校]

 以下、「時事通信社」記事より引用

 教員免許更新制を廃止 関連法改正案が成立
 5/11(水) 13:20配信

 「教員免許更新制」の廃止を盛り込んだ教育公務員特例法と教育職員免許法の改正法が11日の参院本会議で可決、成立した。

 免許に10年の有効期間を定め、更新時の講習受講を義務付けた現行制度を7月に廃止。代わりに、教員が自主的に研修を受ける形に移行する。資質向上につなげるため、2023年度からは教員ごとの研修記録作成を教育委員会に義務付ける制度を導入する。

 大学の教職課程などを経て取得する「普通免許」と、専門知識を持つ社会人らが教委の検定を経て取得する「特別免許」について、有効期間を撤廃。7月以降に期限を迎える教員は、講習や更新手続きが不要となる。過去に取得したが更新しなかった人の免許も再び使えるようになる。 引用ここまで

 悪法がやっと廃止となった。
 私も10年前に更新講習を受けた。更新しないと失職するからだ。1日6時間の講義を5日間。その内、私の専門は数学なのだが、数学に関する講習は1コマだけだった。そもそも、そのコマくらいしか数学に関係するものが無いし、インターネット申し込みなので、先着順で漏れたら別のものを受けることになる。これが、何でもいいのだ。私は、その他の講習で数学とは何の関係も無い「救急救命講習」を受けた。同僚の音楽の先生で、空きがあったのが家庭科の実習だけだったので、それを受けた方がいる。これが10年に一度のアップデートの実態だ。そもそも、更新時期を迎えるすべての教員の教科に大学が対応できる訳がない。これを「制度設計のミス」という。
 2009年4月の「教育職員免許法」改正以前から、これらを含む様々な問題点を指摘して来たが、その通りの事態となり、今や「教員不足」までが深刻化するなか、廃止は当然の結論だった。 (ちなみに、14年前に書いた一連の記事を読んで貰いたい。)
https://tyuuri.blog.ss-blog.jp/2008-01-07

 だが、今の「教員不足」の真の問題点は、別のところにある。それは教員の労働の正常化だ。それ抜きで、何か良い方向が見られるかというと、本質を突いていない以上、さして変化を生まないことだろう。

 ついでというか、大事なことだが、私の教員免許状も、修了確認期限が2023年3月31日なので、この法改正によって、自動的に終身免許となった。冬に更新講習を受けなかったのは単に締め切りを間違えていたミスだったが、結果的にはお金も労力もかけずに済んだことになる。慎重にも冬に更新講習を受けた人は、金を返せと、言いたい気持ちで一杯だろう。
nice!(4)  コメント(1) 
共通テーマ:学校

耳の聞こえ [学校]

 2018年から、定期健康診断(成人病検診)で、左耳の高音に所見がつけられるようになった。

 検診での聴音の検査は、下1,000Hz、上4,000Hzの音が分かれば良い。
 1,000Hzとは、88鍵あるピアノの真ん中(より少し左)のラが440Hzなので、そのオクターブ右のシの音が近い(987.8Hz)。
 4,000Hzだと、結構高くて、ピアノの一番右のシの音が近い(3,951.1Hz)。
 88鍵のピアノの音程は、27.5~4,186Hzで、管弦楽の楽器の音程のほとんどをカバーしている。ただピッコロなどは、これより高音を出す。人間の可聴域は、20~20,000Hzと言うから、高音は結構聞こえるようだ。合唱などで和声がよく響いて聞こえるのは、この超高音にある。

 さて、PCでも、音を聞くことができるわけだから、聴音の検査のHPもある。左耳が気になっていたので、ちょっと試してみることにした。
 まずはヘッドホーンの性能だが、スペック上では、8~24,000Hzをカバーするとのこと(audio-technica ATH-WS550)。PCのアンプがどの範囲まで対応しているかは分からないが、とりあえずヘッドホーンは問題ない。

 そこで検査をしてみたら、可聴範囲は大体以下のようだった。
左耳は、 ラ(A0)27.5Hz ~ ラ(A8) 7,040Hz
右耳は、 ラ(A0)27.5Hz ~ ラ(A9) 14,080Hz

 意外なことに、確かに左耳は高音が聞こえづらくなっているが、それでもピアノの音域をカバーしている。あまり問題は無いと言うことだ。

 加齢によって、高音が聞こえづらくなるのは知られている。
 逆に言うと若い人は、高音がよく聞こえるので、コンビニ前のたむろが問題になったときに、このことを使って解消した例がある。モスキート音を使うのだ。17,000Hzほどなので、30歳を超えるようになるとほとんど聞こえない。しかし、若い人向けに、この音を100dBほどで流すと「電車の通過時のガード下の音」くらいのうるささに聞こえるから、たむろって居るのがつらくなるわけだ。
 同じ原理で、ネズミ駆除の超音波撃退器がある。これはもう少し手が込んでいて、24,000~45,000Hzの超音波を3~5種類、断続的に変化させながら、大音量で流す。もちろん人には聞こえないが、ネズミはいたたまれなくて、出て行くというわけだ。ただ、若い人には一部聞こえるようで、ウチの息子などは小さい頃「うるさくてたまらない」と言うので、使うのを止めたことがある。もう一つは、電源を切ると、またネズミはやってくることで、これはコンビニ前のたむろと変わりない。「イタチごっこ」ならぬ「ネズミごっこ」だ。ネズミ退治は、最終的には殺鼠剤しか無い。
nice!(6)  コメント(0) 
共通テーマ:学校

生年 仏歴2500年 [学校]

 「仏歴」と言う言葉を知ったのは、本多勝一著『貧困なる精神24集 「英語」という"差別” 「原発」という“犯罪” 米国に心も命も収奪された日本人』(2011年 株式会社金曜日)を読んでだった。

 以前にも、家が浄土真宗本願寺派だから、なにかの雑誌で見たことがあったのかもしれない。
 だが、本多氏が、「21世紀」を揶揄して「単に十進数法上の偶然的数字で、かつ非キリスト教徒には関係ない」と喝破し、最後に「仏歴二五四三年・イスラム暦一四二一年・キリスト歴二○○一年(寒中見舞状)」と書いてあったのが、印象に残ったのだ。
 確かに、普段何気なく使っているのは西暦だが本来はキリスト生誕紀元だ。イスラム教徒にとってはイスラム暦(ヒジュラ暦・メッカからメジナへの移住日)があり、仏教徒には仏歴(仏陀の入滅を紀元とする)がある。日本には、和暦があり、天皇が変わった時や在位中でも時々変えるのでやっかいだ。
 戦前は皇紀というのがあり、神武天皇の即位日を紀元とする。どうやって調べたのか分からないが、西暦紀元前660年=皇紀元年、と当時の明治政府(西暦1872年=明治5年)が決めたそうだ。明治時代は、皇紀と和暦と西暦が混在したわけだ。しかし、民衆はどれだけ使っていたのだろう? 手元にある石川啄木の歌集をみても、使っているのは和暦だけだ。1931年から始まる「十五年戦争」の最中、昭和15年は、西暦1940年=皇紀2600年となり、盛大に祝ったそうだ。翌1941年から太平洋戦争に突入する。1945年(皇紀2605年)の敗戦以降は、皇紀なるものは見たことがない。一部のマニアックなものは発行しているのだろう。旧太陰太陽暦まで発行しているのだから。
 そもそも、1868年に成立した明治政府は、皇紀を定めた同じ1872年11月に、西洋制度導入・近代化のために、それまで使っていた「天保暦(太陰太陽暦)」から、「太陽暦(グレゴリオ暦)」への改暦を行っている。このため、本来明治5年(1872年)12月3日が、明治6年(1873年)1月1日に突然変わった。政府は12月分の給料を支払わなくて良くなったから、結構助かったろう。

 ともあれ、昔になればなるほど、根拠が曖昧になるのは当然で、皇紀などは最もたるものだろう。何の根拠もない。イエスも紀元前4年くらいに生まれていた説が有力だ。仏歴も、仏陀の没年(入滅)は学者によって複数説あり、かつ現行使われている仏歴は2通りある。ミャンマー、スリランカあたりは西暦+544年、タイ、カンボジア、ラオスあたりは西暦+543年。没年を1年とするか、0年とするかの違いという話もある。日本では、後者の「仏歴=西暦+543年」を使う方が多いようだ。(しかし、本多勝一氏は違う。上記の例では、2543=2001+542,単に計算ミスか? イスラム暦でも本多氏は1421年をキリスト歴2001年としているが、普通は2000年を示す。)

 いずれにせよ、複数を使い分けるのは面倒だ。西暦一本でいい。私のように、すでに昭和・平成・令和を経ていると、今令和何年か、カレンダーを見ないと分からないことが多い。また、昭和○○年が今から何年前か計算するのに、いちいち西暦に換算しないと、計算自体が出来ない。なんたる不便。

 キリスト生誕紀元である、AD(Anno Domini:紀元後)、 BC (Before Christ:紀元前)を使わず、中立的表現として、CE(Common Era:共通紀元)、 BCE(Before Common Era:共通紀元前)があり、2002年にはイングランド、ウェールズの公立学校、米の非営利団体が使っているという。国ぐるみの物とはなっていないようだ。

 色々調べたが、さて、自分の生年の仏歴を計算すると、ちょうど2500年となることに気がついた。これはなかなか気持ちが良い。他人に話をしても、ふーん、で終わる話だが。したがって、本年は仏歴2565年となるのだ。
nice!(5)  コメント(0) 
共通テーマ:学校

教師不足深刻に [学校]

 全国的に教師不足が深刻になり、学校運営が出来ない事態がおきそうだ。

 以下「教育新聞」(4月28日)より引用
 「教師不足」への対応が喫緊の課題となる中、末松信介文科相は4月28日、全国の都道府県・政令市の教育長を集めた緊急のオンライン会議を開き、特別免許状による社会人の登用、退職教員の活用、民間企業との人材獲得競争を意識した教員採用選考試験の早期化などの対応策を例示しながら「あらゆる手段を講じて教員の確保に取り組んでいただきたい」と述べ、異例の要請を行った。教員不足を解消し、教職の魅力向上を図るためには「働き方改革を推進することが一番重要」とも指摘し、各教育長に学校の働き方改革への取り組みを加速するよう、改めて促した。

 末松文科相は発言の冒頭、臨時的任用教員などが確保できず、学校へ配置予定の教員数に欠員が生じる「教師不足」について、「昨年度初めて行った実態調査で憂慮すべき状況が明らかとなった。複数の教委にヒアリングしたところ、今年度も依然として厳しい状況となっている」と厳しい現状認識を表明。出席した都道府県・政令市の教育長に対し、「学校現場に任せることなく、任命権者の責任として、あらゆる手段を講じて教員の確保に取り組んでいただきたい」と述べ、教育長が直接リーダーシップを発揮して教員確保に取り組むよう強く求めた。

 続いて、教員確保に向けて留意すべき施策について、具体的に例示した。

 最初に、知識や経験の豊富な社会人に授与する特別免許状の積極的な活用を挙げた。文科省は昨年5月、審査基準や手続きの緩和を行ったが、「一部の都道府県教育委員会では、授与基準が整備されていないとか、また公表されていないなど、積極的な活用が行われていない。結果的に多様な経験を有する社会人の活用が進んでいるとは言いがたい状況になっている」と厳しい見方を表明。改めて各教委に特別免許状の積極活用を促した。

 次に、退職教員の活用を取り上げた。現在、国会で現在審議している教育職員免許法の改正案が成立すれば、今年7月1日から教員免許更新制がなくなることを念頭に、「すでに現役を退いた教員、育児介護など離職した教員、休眠状態の免許状を持つ社会人を任用しやすくなる」と説明。教壇を離れて時間がたっている教員については「ブランクのある教員には不安な面もあるかもしれない。文科省でオンラインの研修プログラムを開発して支援する」と述べ、退職教員の現役復帰を支えていく考えを示した。

 将来を見据えた計画的な教員採用も強く求めた。教職員の定年が来年度末から2年に1歳ずつ段階的に65歳まで引き上げられることにより、定年退職者が生じない年が出てくることを踏まえ、「新規採用者が、定年退職者の出ない年には極端に少なく、出る年には極端に多いという状態になれば、教職を目指す人の不安にもつながる。そうならないように、一層計画的な正規教員の採用・配置に努めていただきたい」と強調した。

 同時に「定年の引き上げが開始されても、定年退職後、65歳までの間は再任用が可能になる」と指摘。定年退職後の再任用率は全国平均で6割程度だとして「60歳を超えた教員にも引き続き学校現場で活躍いただけるよう、働き掛けてほしい」と、ベテラン教員の活用を求めた。

 さらに、教員確保の方策について、中教審が夏ごろに中間的な取りまとめを出すとの見通しを示した上で、「多様で質の高い教職員集団を構築できるかどうかは、これからの教育の最も重要な鍵になる。言い換えれば、民間企業との人材獲得競争の中で、いかに優秀な人材を教育界に得ることができるかにかかっている」と述べ、教育界が民間企業との人材獲得競争を迫られているとの危機感を表明した。

 その上で、教員採用選考試験の早期化や複線化に言及。「大学3年時から受験ルートの設定などを含め、本当にこれまでのスケジュールや選考方法で優秀な人材を得ることができるのかどうか、改めて一から考えるときに来ているのではないか」と踏み込み、出席した教育長たちに、中教審の議論と並行して、地元の教員養成大学と連携しながら、教員採用の在り方を抜本的に考え直すことを求めた。

 また、末松文科相は「教師不足解消につながる教職の魅力向上を図る上では、働き方改革を推進することが一番重要になる」として、学校の働き方改革の取り組みを加速する必要を改めて訴えた。今年度に勤務実態調査を実施し、その結果を踏まえて給特法(公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法)の見直しを含めて検討していく考えを確認。各教委に対して、進んでない取り組みの検証や、重点的に取り組む内容の特定など働き方改革の推進を重ねて要請した。(引用ここまで、以下略、強調・下線は私のもの。)

 いやはや、なりふり構わぬという感じだが、給特法で50年間も教員を超勤タダ同然の働きをさせて、今更何とかしてくれと言っても、私は行かないよ。体の方が大事だもの。授業だけで、後は何もしなくてよいのなら、まだ考えるけど。勤務時間外のテスト採点や評価もいたしませんよ。

 ところで、教員の定年延長は、始めて知った。現場では常識なのかもしれないが、大臣の話から推測すると、2023年度から2年ごとに定年を1歳ずつ段階的に延長するとのことで、2023年度末の定年退職者はゼロとなる。以降、2024年度61歳、2026年度62歳、2028年度63歳、2030年度64歳、2032年度65歳となる。60歳の誕生日の翌年度からは定年となっていなくとも給与は半額程度に下がる。しかし年金はまだ支給されないから、配偶者等の収入がなければ、働かざるを得ないだろう。自らの健康だけが頼りになるわけだ。病休となっても臨時講師が見つからなければ、休むに休めない気持ちになるだろう。入院してしまえば別だが。もう、どうにもならない。学校の授業が回らない。生徒は自習の連続。学校運営が成り立たなくなる。
nice!(3)  コメント(2) 
共通テーマ:学校

「自立支援医療受給者証」の書き換え [学校]

 自立支援医療(精神通院医療)を受けている。

 これが認定されると、自己負担が1割になるのだ。
 前回通院したときに、何気に受給者証を見ると、受診者の被保険者証の記号・番号・保険者名の記載があるではないか。4月1日から国民健康保険に変わっているので、区役所に行って変更届を出さなければならない。
 それで、先週、区役所に行ってきた。待ち人数は1名。ほどなく受付番号を呼ばれて窓口に行く。受給者証と新しい健康保険証を出すと、後は大体係がやってくれる。こちらはサインをする程度。1週間から10日程度で、新しい受給者証が郵送されてくるとのこと。他にも変更しなければならない事があるかもしれない。思いつかないが。
nice!(5)  コメント(0) 
共通テーマ:学校

北海道大学合唱団の思い出 都ぞ弥生 [学校]

 YouTubeで、北大合唱団が歌う「都ぞ弥生」があった。1978年頃のものという。

 私が北大合唱団に入ったのは、1976年だから、多分この中の一員であっただろう。
 備忘のために記録しておく。

 https://www.youtube.com/watch?v=SDCvmQiLRpc

追記 北大合唱団創立100周年記念第63回定期演奏会(2015)での音源もあったので、付記しておく。

 https://www.youtube.com/watch?v=_k8lK4JkYBk
nice!(5)  コメント(0) 
共通テーマ:学校

ファインマンの言葉「スペリングについて」 [学校]

 「スペリング改正の仕事には英語の教授こそ適任じゃありませんか。学生が大学に入るまでにあれだけ長いこと学校で勉強してきたというのに、まだ"friend"が正しく綴れない、と英語の教授がボヤいたとしたら、僕はそりゃ"friend"の綴りの方に、どこかおかしいところがあるんじゃないか、と言ってやります。」

 「僕らはよく「いったい何でうちの子はものが読めないんだろう?」という質問を耳にするものですが、その答えは、すべてスペリングのせいだよ、ということです。」

 「記号の表わす音がどんな音かを知っていれば、その単語がどんな音だかすぐわかる、というこれはすばらしい発明でした。ところが時がたつうち、いろいろなことが起こり、ことに英語は無茶苦茶になってしまいました。いったいぜんたいなぜスペリングは変えられないんでしょうか?」

 アメリカのノーベル賞受賞物理学者ファインマン(1918~1988)の言葉です。引用は、ツイッターの「ファインマンbot」から。アメリカ生まれ、アメリカ育ちのファインマンもスペリングには苦労した、と言うより、あまりの不自然さに怒りさえ感じていたようです。
 ファインマンは、また教育者としても有名で、彼の書いた(と言うより講義録を教科書にまとめた)「ファインマン物理学」は、日本でも翻訳されて、岩波書店から今でも出版されています。以下、ウィキペディアより引用。
 「ファインマン物理学は1961 - 1963年にファインマンがカリフォルニア工科大学で行なった講義の内容をもとにして、ロバート・B・レイトン、マシュー・サンズと共に構成した物理学の教科書である。大学初年度レベルの物理学の入門書という位置付けながら、随所に物理法則に対する深い見方が示され専門家からの評価も高い。原書は3分冊である[13]。1967年に岩波書店から刊行された邦訳版は5分冊になっている。」
nice!(6)  コメント(0) 
共通テーマ:学校

「のぞき見」による処分 [学校]

 北海道新聞2022年3月17日朝刊によると、(以下引用)

 道教委は16日、女性の露天風呂をのぞき見た十勝管内清水町の中学校の男性教諭(35)を停職1カ月とするなど、2件の懲戒処分を発表した。
 道教委によると、男性教諭は昨年9月、板塀の隙間から風呂をのぞき、施設従業員に取り押さえられた。軽犯罪法違反容疑で書類送検されたが、起訴猶予処分となった。(引用ここまで)

 この手の犯罪は時々発覚するが、女性の裸体を見たいのなら、どうしてもう少しまともな方法で行わないのか、少し考えたら、と思う。
 一番安直なのがビデオ屋でDVDを借りる事で100円くらいで済む。
 ビデオでは満足できず、生で裸体を見たいのなら、彼女を作ってホテルか自室に呼べば良かろう。それができないのなら、お金をかけてプロの風俗に行く方法もある。
 そもそも、北海道では昔の温泉では混浴が多かったので、大浴場に行けば裸の女性がいても不思議では無かった。(と言うか、女性専用風呂があっても狭く景色も見えず温泉入浴気分になれなかったようだ。)
 今でも、そんなところは結構あるはずだ。混浴では無いが、20年以上前、家族で、ある宿舎に泊まったときに、窓から外の露天風呂を見ると多数の若い男女が裸体で群れているではないか。びっくりしてよく見ると、ちゃんと男女の仕切りはされているのだが、上の階から見ると露天風呂全体が丸見えだったのだ。多分登山帰りの大学生達だったのだろう。

 以前、現役時代に、突然ある担任が関東の埼京線にて痴漢の現行犯で逮捕され、彼の副担任だったので翌日から担任代行となったことがあった。女性の尻を触った容疑だが、確か4ヶ月の停職処分で、その前に依頼退職をした(退職後は正式に私が担任となった)。奥さんもいたのに、どうして痴漢行為に走ったのかよく分からない。理由として考えられるのは前日の校務部会で業務のミスを叱責された鬱憤晴らしだったのだろうか。しかし、札幌からわざわざ関東まで行くとは。後の保護者説明会で、ある方が「埼京線は痴漢電車として有名で、今回だけでは無く何度も行っていたのだろう」と発言していた。勤続25年で、家のローンもまだあると聞いていたのだが。その後のことは分からない。
nice!(6)  コメント(2) 
共通テーマ:学校

教員免許更新制度の廃止 [学校]

 教員免許更新制度が7月1日から廃止される。
 2009年から始まったこの悪法がやっと廃止に至った。

 私の場合は、昨年冬に更新講習の予定だったが、申し込み遅れで、この夏に更新講習を受けないと来年(2023年)の3月末で免許失効だったが、これで教員免許状は終身免許となった。逆に言うと、昨年更新講習を受けた人は、3万円の自己負担と30時間の拘束はなんだったのか、ということになる。
 
 納得できないのは、先輩方で更新講習を受けずに、免許失効になった人たちだろう。
 65歳を超えて時間講師(札幌市の場合、年齢制限は無い)でもやってみようかと思っても、免許が失効していれば教育委員会に登録も出来ない。制度廃止の後は、更新講習も無くなるのだろう。これらの人々の救済措置はあるのだろうか?
nice!(8)  コメント(4) 
共通テーマ:学校

教員免許更新制度廃止か? [学校]

 今日の日本経済新聞報道によると、以下の通り。(途中まで)

 文部科学省は23日の中央教育審議会の小委員会で、小中高校などの教員免許の期限を10年とし講習の受講を義務付ける「教員免許更新制」の廃止案を示した。多忙化する教員の負担になる上、内容が実践的でないなどの指摘が相次いでいた。

 萩生田光一文科相が3月、中教審に「抜本的な見直し」を諮問していた。中教審での議論を経て、同省は2022年の通常国会で教育職員免許法の改正案を提出し、早ければ同年中に制度を廃止する方針とみられる。

 同制度は第1次安倍晋三政権が提唱し、09年度に始まった。無期限だった免許に10年の期限を設け、期限前の2年間に大学などで講習を受けることを更新の条件とした。教員の資質能力の向上が目的だった。

 約3万円の費用は自己負担で、夏休みなどに受講する必要があった。文科省が7月に公表した調査では、回答した教員約2100人の6割が講習に不満を抱いていた。(引用ここまで)

 廃止は歓迎するが、「改正」の内容が問題だ。いつから、どのようにはこれからだ。中身のある法改定を願う。
nice!(8)  コメント(4) 
共通テーマ:学校

傷病手当金の給付 [学校]

 公立学校共済組合北海道支部から、4月分の傷病手当金の給付金決定通知書が届いた。

 支給額は退職前の平均月収の三分の二だが、年金を受け取っている場合は差額調整される。
 私の場合、平均月収が30万円で、三分の二が20万円。年金月額がおよそ14万円。差額が6万円となるが、今回の通知では、4月の対象日数22日で、給付額が67,650円だった。

 今後のことについて、支部の担当者に電話で確認をした。
 まず、2,3ヶ月間の複数月に及ぶ請求は可能か。
 現在、任意継続組合員だが、次年度は脱退して国民健康保険に入ろうと思っているが、引き続き、傷病手当金の請求は可能か。
 いずれも大丈夫とのことだった。

 後は来月以降、主治医に確認証明を貰うだけだ。一回につき保険適用で300円だった。 
nice!(8)  コメント(0) 
共通テーマ:学校

教員免許更新制度廃止か [学校]

 以下、朝日新聞5月24日の記事より。

 「教員免許に10年の期限を設け、更新時の講習を受けないと失効する「教員免許更新制」の見直しを議論している中央教育審議会の委員会が24日開かれ、とりまとめ役の加治佐哲也・兵庫教育大学長が、制度の廃止も検討していることを明らかにした。次回の委員会で存廃の結論を出す予定。

 この日の委員会では、更新制の見直しを検討している文部科学省が「そもそも免許状に有効期限を設けて更新する仕組みが必要と言えるのか」と議題を提案。更新に必要な講習ではなく、各教育委員会が行う研修に加えて、大学や民間会社などが作るプログラムを利用する仕組みを案として示した。

 その上で加治佐氏が「こういうことができれば、更新制でなくてもできるのではないか」と発言。一部の委員から、更新制の存続を前提にした意見があったため明確に言及はしなかったが、「(次回以降に)存続するか廃止するかという結論を出す」とも述べた。

 免許更新制は、第1次安倍政権の「教育再生会議」などの提言を受け2009年度に導入された。教員が10年に1度、国の教育政策や学校の変化など最新の知識や技能について大学などの講習を2年間で計30時間以上受け、免許を更新する仕組みだ。ただ、夏休みを使って講習を受けるなど教員の負担増が指摘され、更新を怠った教員が失職する「うっかり失効」も続発。各教委が行う研修との違いが明確でないとの声も出ていた。

 萩生田光一文科相は3月、中教審に対して「教員の養成・採用・研修のあり方」を諮問した中で、免許更新制について「抜本的な見直しを」と促し、早期に結論を出すよう求めていた。(伊藤和行)」

 更新期間を迎えている自分としては、さっさと結論を出してほしいものだ。
nice!(7)  コメント(2) 
共通テーマ:学校

最後の登校 [学校]

 3月29日(月)16時に、校長挨拶と私物を取りに学校へ行った。

 その前に、午前中は北大整形へ。午後は泌尿器科へ。学校へ行くついでに事務室に保険証を返却しなければならないからだ。

 ロッカーの中のものを片付け、校長に挨拶。机上・机下のものは学年の先生方が片付けてくれていた。何人かの先生方が手伝ってくれて、玄関まで荷物を運んでくれる。と言っても段ボール2個分くらいだ。後で見ると必要の無い書類が半分以上あったので、後日捨てなければならない。
 教頭が声をかけてくれて、玄関に10名近くの同僚が見送りに来てくれた。車を玄関前に回して、荷物を積んで、学校を離れた。
nice!(10)  コメント(3) 
共通テーマ:学校

「強制わいせつ」で懲戒免職 [学校]

 仲村貴宏君に関する報道

 北海道新聞 3月9日朝刊より

 札幌市教委は8日、市立中学校内で男子生徒に対する強制わいせつの疑いで2日に逮捕された市立中の40代男性教諭を懲戒免職にするなど4件の懲戒処分を発表した。
 市教委によると、昨年11月に男性教諭に体を触られたと男子生徒から報告があった。市教委の調査で、男性教諭は生徒を触ったことを認め、他の複数の生徒から同様の行為を受けたとの証言があったという。

 ちなみに、2018年朝日新聞の報道から。

「変わりたい」、急成長 金賞 札幌稲積
 中学Bの札幌稲積は16年ぶりに出場した全道大会で、金賞を受賞した。
 昨年は札幌地区大会で銀賞だった。メンバーの多くは、小学校のスクールバンドで楽器演奏を経験してきた。だが、練習中の私語が多く、思うような結果を残せない状況に、3年生は危機感を募らせていた。
 「どんな部活にしたい」。4月、部長の前畑采美さん(3年=テナーサックス)は、赴任したばかりの仲村貴宏教諭(40)に尋ねられた。「東日本に行きたいです」。最後の年に、どうしても部活を変えたかった。仲村教諭は「なら一緒に行くか」とうなずいた。
 仲村教諭が一昨年まで指導した札幌北陽は、3年連続で東日本学校吹奏楽大会に出場した。それだけに、札幌稲積でも厳しく指導した。ロングトーンやスケールなどの基礎練習に2時間かけ、音が合うまで同じ箇所を何度もやり直した。「心が音に出る」と説き、廊下ですれ違う人には、立ち止まってあいさつするよう徹底した。自分の音と向き合うため、空き教室での個人練習も始まった。
 変化に戸惑う生徒もいたが、悔しさをばねに仲村教諭に食らいつき、この5カ月で急成長を遂げた。内田華絵さん(3年=ファゴット)は「初めは辛かったけど、みんなが頑張っている姿を見て私も変わりたいと思った」と話す。
 東日本大会出場はかなわなかったが、前畑さんは「ここまで来られただけでもうれしい」と笑った。仲村教諭も「一緒に頑張ってくれてありがとう」と一人ひとりに話しかけていた。
 引用ここまで。

 彼のやったことはダメだが、わいせつ目的では無かったことは信じたい。
nice!(10)  コメント(13) 
共通テーマ:学校

ある事件 [学校]

 3月3日の道新の記事より引用。

 男子生徒の体触った疑い 札幌の中学教諭逮捕
03/03 15:20 更新
 札幌厚別署は2日、強制わいせつの疑いで、千歳市福住2、札幌市立中学校教諭仲村貴宏容疑者(43)を逮捕した。
 逮捕容疑は昨年11月18日正午ごろ、勤務する札幌市内の中学校の教室で、男子生徒の体を触った疑い。同容疑者は触ったことは認めているが、犯意を否認しているという。
 同署によると、男子生徒の母親が今年1月、同署に相談し、被害が発覚した。
 札幌市の長谷川雅英教育長は「被害を受けた生徒とご家族に対し、深くおわび申し上げます。教育に対する信頼を根本から揺るがすもので、厳正に対処してまいります」とコメントした。
 引用ここまで。

 仲村君とは6年間ほど一緒に仕事をした。吹奏楽部を指導し、東日本大会に連続出場したこともある。
 「正午ごろ」なら授業中で、クラス全員がいたに違いない。そんなところで「強制わいせつ」をするものだろうか? すでに市教委の聞き取りも終わり、事件以降出勤していないという報道もある。(市教委の指示?)
 これだけの報道では、事実関係がさっぱり分からないが、「強制わいせつ」ならば免職だ。そうでないことを祈る。
nice!(10)  コメント(2) 
共通テーマ:学校

休職発令 [学校]

 昨日、学校から「休職辞令」が届いた。

 「地方公務員法第28条第2項第1号により休職を命ずる 休職期間は令和3年3月31日までとする」

 もう1枚「処分事由説明書」が着いてきて、処分年月日「令和3年1月19日」処分事由「医師2名の診断により、長期の休養を要すると判断されたため、地方公務員法第28条第2項第1号に基づき、休職発令を行う」とある。

 確かに、「辞令」とは書いていない。正しくは「発令書」なのだろう。前にもうつ病で休職したことがあるが、このような「処分事由説明書」は無かったような気がする。

 これで、年度内に学校に行くのは、私物を取りに行くだけになった。
nice!(19)  コメント(2) 
共通テーマ:学校

休職申請 [学校]

 病気休暇が来年1月18日で切れるので、1月19日から3月31日までの休職申請をした。

 1月23日に主治医と相談。教頭に連絡。市教委と連絡を取ってくれ、産業医との面談が必要なため、なるべく早く診断書をとのこと。
 24日に再度通院し、診断書を書いて貰う。その足で学校へ。教頭に診断書を渡す。
 その後、メールで、産業医との面談が、来年1月6日午後12時45分からとなったと連絡が来る。校長も13時半に来るそう。
 37年間の教職期間がこんな終わり方とは、情けない。
nice!(12)  コメント(5) 
共通テーマ:学校

酒気帯び運転 [学校]

 今日の朝刊(北海道新聞)の記事より。

 「札幌市教委は17日、酒気帯び運転をした東区の中学校の60代男性教諭を停職3カ月とする懲戒処分を発表した。教諭は同日、依願退職した。
 市教委によると教諭は休暇中の8月20日午前、自宅でウイスキーの水割り4杯を飲み、約5時間後に自家用車を運転、道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで道警に摘発された。(山村麻衣子)」

 60代と言うことは再任用教員だろう。依頼退職は本人の意思もあるが、停職の間、教育委員会は時間講師などの配置をしないからだ。どういう根拠からなのか知らないが、3ヶ月間もの間、授業をする教員が不在だと学校運営ができなくなる。それでやむなく、退職せざるを得ないのだ。(退職したら、代替教員が配置される。)職員全員の「連帯責任」のつもりなのだろうか?
 ただ、酒気帯び運転を擁護するわけでは無いが、8月から今までどんな気持ちで勤務していたのか、考えてしまう。
nice!(10)  コメント(0) 
共通テーマ:学校

横書きの読点は、「,」か「、」か [学校]

 以下、2020年10月31日、北海道新聞(夕刊)からの引用

 「文化審議会の国語課題小委員会は30日、半世紀以上前の通知に従い、公文書では読点に「,」(コンマ)を使うとのルールを見直し、一般に広く使われている「、」(テン)を用いるよう求める中間報告案をまとめた。年度内に正式な報告をまとめ、文化庁がその後に内閣官房と通知見直しに向けて協議する。
 公文書は、1952年に当時の官房長官が各省庁の事務次官に通知した「公用文作成の要領」で、「なるべく広い範囲」で左横書きとし、横書きでは句読点には「。」(マル)とコンマを使うと定められた。ただ、現在は多くの省庁がテンを使っており、文化庁は要領改定を検討してきた。
 文化庁は今年6月、中央省庁や国の行政委員会など32機関で広報や白書作成を担当する職員94人に意向を調査。「一貫してテンを用いるべきだ」との回答が3割弱、「テンを原則とし、コンマも使えるようにすればよい」との回答が5割を占めた。「コンマを使えばよい」としたのは3人だけだった。
 これを踏まえて中間報告案は「読点にはテンを用いるが、横書きでは事情に応じてコンマを用いることができる。両者が混在しないように留意する」と明記した。
 読点のコンマは、地方を含む行政機関の文書の他、学校教科書などでも使われており、正式にテンが採用されれば、広い範囲に影響が及ぶ可能性がある。」

 この1952年の「要領」で、なぜ横書きの読点は、「,(コンマ)」としたのか、経緯が不明なのだが、少なくとも横書きの教科書はすべてこの「要領」に従っている。しかし、縦だろうが横だろうが、句点が「○」なら、読点は「、(テン)」であるのが自然だ。出版社によっては、横書きは、ピリオドとコンマで統一しているところもある(岩波新書など)。少なくとも混在は不自然だ。
 面白いのが、この文書中の回答からは、すでに各省庁がこの「要領」に従っていないと言うことだ。

 かつて、数学のテストで、テンをすべてコンマに直させられたことがあったが、今後はそのような馬鹿げたことは無くなるだろう。
nice!(11)  コメント(4) 
共通テーマ:学校

スクールバス [学校]

 朝のスクールバスが止まってくれたので乗車した。

 教育大学附属小・中のスクールバスなのだが、中央バスが運行しているので、路線的には同じなのだ。
 止まって、扉を開けてくれるバスとそうでないバスとがある。運転手さんの判断なのだろうか。
 今日は、普通に乗って、いつもの停留所で下車した。普段乗るバスより10分ほど早く着くので、便利だ。毎日使えるかどうかは分からない。

 職場では、職業調べの資料が揃ったので、入力を完了。同僚が、コース分けしてくれることになった。
nice!(8)  コメント(0) 
共通テーマ:学校

スクールバス [学校]

 職場帰りに、バス停でバスを待っていたら、スクールバスが止まってドアを開けてくれた。

 この時間帯には2本、スクールバスが通って、一本はドアを開けてくれることがあり、もう一本は素通りする。今まで乗ることはなかった。
 今日は、あまり考えることなく、ドアを開けてくれたので、乗車した。路線は一緒だったので、いつもより早く下車できた。

 朝も、何時も乗るバスより早く2本スクールバスが通るのだが、今度はドアを開けてくれたら乗ってみようか。10分ほど早く、勤務地に着くのだ。
nice!(7)  コメント(0) 
共通テーマ:学校

評定作業 [学校]

 同教科の同僚が、評定資料の重みを作ってくれたので、評定が確定した。

 後はコメントの入力だが、評価基準の2%前後の生徒に書くようになっている。そのためには、総合成績の入った資料を出力しなければならない。これも忘れているので、同学年の先生に教えて貰った。コメントを記入して、小票の出力。成績一覧表の出力。午前中に一応終わったが、放課後に再度点検して、見落とし数件を訂正。木曜日が提出日なので、2日早く作業が終了したことになる。

 日本エスペラント協会から、今年の全国大会の大会冊子(Kongresa Libro)と大会記念出版の伊藤俊彦著『歴史・文学・エスペラント』が届く。

 運転免許更新のお知らせも届く。誕生日前後の2ヶ月間。日によっては受講抽選もあるという。いつ行くか。
nice!(8)  コメント(0) 
共通テーマ:学校

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。