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安念さんの思い出 [学校]

 高校の2年先輩に安念さんと言う方がいた。

 それを思い出したのは、今年異動して来られた先生と遠足の下見の帰りに車の中で雑談をしていたら、同じ高校の先輩だと言うことが分かったからだ。
 「安念さんという抜群に勉強が出来た先輩がいて、同期だと思いますが?」と聞くと、確かに覚えているとのこと。

 高校1年の時に、制服自由化運動が頂点に達して、全日生徒総会という日もあった。安念さんは議長で、その采配ぶりは素晴らしかった。わたしはクラスの選挙監理委員をしていたこともあり、何度かは話す機会があったのだと思う。
 当時は、校内模試の成績が職員室前に張り出された。成績上位者は一目瞭然だった。安念さんは、高校2年の時から上位グループにいたと言われていた。
 「目から鼻へ抜ける」とはこういう人を言うのだ、と感嘆した。高校の面白さは、こんな人と出会えることにもあるのかもしれない。とすると、今のように完全輪切り体制のような進路指導は、人生の面白みをずいぶんと無くしてしまっているのかもしれない。独特な風貌だったので、後に、フィールズ賞を取った数学者の広中平祐さんの写真を見て似ているな、と思った。

 東大法学部卒業後、北海道大学法学部の先生になった、といううわさ話までは聞いていたが、今どうされているかは知らなかった。
 ネットで検索すると、すぐに見つかるではないか。安念潤司先生。今は、中央大学法科大学院教授だという。お元気そうで何より。
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斜め通りを歩く [雑感]

 札幌市内の道路は、基本的には碁盤目状に作られているが、たまに斜めに走る道路もある。

 大抵は昔そこに川が流れていて、その川沿いに作られたものが多い。札幌も開拓史の時代からの歴史があるのだ。
 「斜め通り」と言えば、東区のものが有名だが、これは、旧伏籠(ふしこ)川沿いに作られた元村街道をその発祥とするそうだ。東区北7条東1丁目から東区役所あたりまでは、知っていた。
 ところが、この道路は、正式には、道道273号花畔(ばんなぐろ)札幌線と言い、起点が石狩市なのだという。東区の郵便局の近くが終点なのだ。これは、今まで知らなかった。
 それどころか、今まで何度となく通った、篠路駅前通り、十軒神社前を通る旧十軒街道(と自分たちは呼んでいたが、由来は不明)も、この花畔札幌線に含まれるという。

 そこで、webの地図を目で追いながら、歩いた気持ちになる。

 http://www.its-mo.com/map/?lvl=11&lat=155118270&lon=508840270&action=addr&id=01102,%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93%E6%9C%AD%E5%B9%8C%E5%B8%82%E5%8C%97%E5%8C%BA

 篠路の五叉路から一部の道路は、何年か前から一方通行になった。以前は対面通行できたのだが、あまりにも細く、広げる余地もないので、片側通行にしたのだろう。
 十軒神社あたりまでは、昔は篠路中学校の校区だった。1987年に篠路西中学校が開校して、通学区域も変わり、現在は、上篠路中学校の校区となっている。30年前の生徒はバスで通ったと思うが、十軒神社より東区寄りに住んでいた生徒は、特認で丘珠中学校に行ったのではないだろうか。冬になると、年に2回は吹雪のために通行止めとなり、集団下校で歩いて帰したものだった。

 明治時代の地図とてらすと、もっと道の姿がよく分かるかもしれない。
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