SSブログ

毛細管現象と植物 [学校]

 1年の教科書の反比例の所に、ガラス管の直径と水が上がる高さの例がある。

 毛細管現象だが、木を考えると水を一番高い葉に与えるためには、高さの限界があるのではないか。
 家に帰って調べたら、世界一高い木は、アメリカのカリフォルニア州にあるセコイアの木で、115mだという。そんな高さまで、毛細管現象で水を運べるものなのか。
 これも調べると、植物の道管で水が上がる仕組みは、毛細管現象だけではなくて、葉からの蒸散による吸水力、根に働く根圧もあって、相当高いところまで、水は上がるようだ。
 なお、毛細管現象でガラス管と水の組み合わせの場合、上昇高さは、h=1.4×10^(-5)/rとなり、確かに反比例の関係になる。ここでrは半径だが、直径0.1mmで計算すると、上昇高さは、約28センチ。
 植物の道管の半径は、10~200マイクロメートルだそうだから、毛細管現象だけの力だと、10マイクロメートルとしても、1.4mしか上がらない。
nice!(4)  コメント(1) 
共通テーマ:学校

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。