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右目の診察 [健康]

 右目が中心性漿液性網脈絡膜症と診断されて、足かけ4年になる。

 網膜の中心部の裏側に漿液が溜まって視力が低下したり、見え方がおかしくなる病気だ。最初は地元の眼科に通っていたが、2ヶ月経っても改善されないので、市立病院を紹介された。多くは自然治癒する病気だが、精密検査を受けた方がいいという。
 大きな病院の眼科だと、造影眼底検査もでき、光干渉断層計(OCT)があるので、目の断層画像を撮ることもできる。
 今日はとてもスムーズに予約の時間通りに進行した。視力検査の後、医師による細隙灯顕微鏡検査、そしてOCTの検査だ。OCTの検査は縦・横2回の撮影で、あっという間に終わる。
 前回と比べて、網膜の裏の水はほとんど無くなっていた。前は水ぶくれの厚さが300ミクロン(0.3ミリ)位あって、200ミクロン程の網膜を押し上げていたのだ。今はほぼ正常な状態と変わらないという。だが、視力は落ちている。レンズを変えながら一番いい状態で検査しても、遠見で右は0.5だった。近見だと多分0.3以下だろう。パソコンや本の文字はメガネをかけると判別できないし(むしろ裸眼の方がピントが合う)、またオレンジや緑がよく分からないし、視野の中心部ではまっすぐな線がグニャグニャ曲がって見える。左目が矯正で1.2以上見えているから何となっているようなものだ。
 網膜の裏側に、網膜に栄養を与える脈絡膜があり、水ぶくれが長く続くと、網膜の細胞の栄養状態が悪くなって機能も低下するのだそうだ。
 それでも、医師は、検査の結果から悪い徴候はないので、良くなる可能性はあるという。漏出が増すと漏出点をレーザーで焼いて止める治療法はあるが、それはヨリ悪くなるのを防ぐ治療で、改善する治療法は無いというので、自然治癒に期待するしかない。
 全く見えなくなる心配はないそうだが、左目も悪くなったら、本を読むのに拡大鏡が必要になるかも知れない。車の運転も困難になるだろう。歳を取ることはこういうことかと、最近考える。
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