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校舎の暖房 [学校]

 なにげに昨日煙突掃除をしたと話したら、話題が一挙に盛り上がった。

 今時は一般家庭で煙突掃除の話題は出ないが、昔、コークス、石炭ストーブの時代は、年に数度の煙突掃除は当たり前だった。
 学校もまた同じだったろう。札幌市内も、30数年前の旧校舎の時代は、コークスストーブだった。高カロリーだが、やはり煤は出る。煙突掃除は業者に依頼していたのか、用務員の仕事だったのか。
 用務員にとっては、冬季のストーブのたき付けは大変な仕事だったろう。朝のコークスの運搬とたき付けにどれだけの労力と時間を費やしたことか。
 市内は30年くらい前から校舎の建て替えが始まって今や全て電気かガス暖房になり、石炭ストーブの面影はどこにもない。
 あの頃を懐かしむ人もいるかもしれないが、燃料を切らせば消えるし、教室では近くの者は熱すぎて遠くの者は寒く、ひどく不便なものだった。ただ零下の外から室内に入り、ストーブに近づいたときの強烈な暖かさは、同年代のどさんこには共通な原体験かもしれない。
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