SSブログ

3本の親不知 [雑感]

 3本の抜いた歯が手元にある。

 すべて親不知だ。
 2本は、結婚する前だから27年くらい前に抜いた。虫歯ではなかったが、虫歯になる前に抜きましょう、となったようだ。右上と右下。上は簡単に抜けたが、下の方は相当に頑丈でなかなか抜けず、最後は力ずくで抜いた。根が曲がっていたのだ。上と下とではサイズが2倍ほど違う。この時はなかなか出血が止まらなかった覚えがある。抜いた歯は記念にもらってきた。
 それから、20年ほど経って左下の親不知が顔を出してきた。これがたまに悪さをする。虫歯ではないようだが、強い痛みで智歯周囲炎と診断され治療を受けたことがある。その際は、炎症が起きていたので抜歯は出来ず、炎症が治まったら考えましょうとのことで終わっていた。
 11月26日から放射線治療が始まる前日25日に、歯科の診察があった。そこでこの親不知が問題になり、すぐに抜歯となった。これも結構手強くてなかなか抜けなかった。これも記念にもらってきたが、右下の物と比べると一回りくらい大きい。歯も成長するのだろうか。一部は虫歯になっている。抜いたのは正解だろう。
 だが、抜いた時期が悪かった。放射線治療の影響で、抜いた後に肉が盛り上がってこない。まだ骨が見えている状態だという。全く盛り上がっていないわけではないのだが、まだ時間がかかりそうだ。
 普通これだけ長い間骨がむき出しの状態だと、表面が腐ってくる、とのことだが、わたしの場合は、ほっぺたの内側がその部分を覆っているので現状維持になっているとか。自分では見えないので、何とも分からない。でも、時々痛い。
 放射線治療は、正常な細胞にもダメージを与えるから、辛い。わたしの場合、一回2グレイの照射量で35回だから、70グレイ。これは、70シーベルトに相当し、ミリに換算すると、70,000ミリシーベルトだ。味覚も唾液の分泌もダメージを受け、まだ治らない。医者からはそんなにすぐには元に戻らない、全く戻らないこともある、と言われている。
 
 治療の記憶はだんだん薄くなってくるが、抜いた親不知、首の右の切開跡、胃ろうの跡は、死ぬまで残るだろう。
nice!(3)  コメント(4) 
共通テーマ:学校

最近の体調 [健康]

 来週火曜日は定期の受診日だ。

 最近の体調は悪くはない。職場復帰して3ヶ月。職員室のある2階から1年教室の4階まで階段を上るのが、それほど辛くなくなった。
 首の腫れ(浮腫)も少しひいてきたようだ。顎の線が見えてきたような気がする。それに伴ってか、体のしびれも気にならないようになってきた。
 ただ手のひらのしびれは依然続いている。字を書くのに不自由はないが。
 味覚は3割くらいは戻って来たろうか。甘みは強く感じるようになった。氷を入れた麦茶が甘く感じるのはやはり味覚異常なのだろうか。唾液はまだ不十分だ。授業で水筒は欠かせない。
 8ヶ月前に抜歯した跡はまだふさがっていない。指で触ると尖って感じるのは骨の一部だろうか。舌の付け根が時々痛くなる。

 火曜日は、耳鼻咽喉科からはじまり、第3内科で病気休暇のための診断書をもらい、放射線科、歯科と続く。
nice!(2)  コメント(3) 
共通テーマ:学校

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。