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ワークの解答の間違い [学校]

 数学で使用している基本問題集の解答に、間違いがあることに気がついた。

 最後のページで、投影図の問題だが、立面図の輪郭が正三角形、平面図の輪郭も正三角形となる立体図形を「正三角錐」(正四面体も正解)と解答にある。
 「正三角錐」は正しいが、この場合、正四面体にはならない。正四面体とは、4つの面が合同な正三角形で構成されている立体だが、立面図(横から見た図)は正三角形にはならない。面が斜めになるので、高さが減じて投影されるのだ。逆に言うと、この問題の場合、高さが減じて投影されても正三角形となるのならば、元の側面は、底辺より長い他の二辺を持つ二等辺三角形とならなければならない。
 同僚の数学科の教師に、その話をしても、なんだか納得してくれないので、問題集を発行している東京の出版社に電話した。受け付けた人が、編集部に伝えますので折り返しお電話します、とのことで、30分後電話が来た。編集部の方も、よく分かっていないようだったが、説明すると理解してくれたようで、ご指摘の点は次回の発行で訂正します、との回答を得た。HPがあるのだから、訂正文を入れて欲しいと要望した。

 人は、間違いをする際に、確信を持って間違える。だから、自分の間違いに気がつかないのだ。
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