案外いいかもしれないチョークホルダー

　昨年冬から、指先のひび割れが酷くなっていた。

　原因は簡単で、授業でチョークを使ったあと頻繁に手を洗うからだ。以前はそうでも無かったのだが、加齢と共に油分の分泌も減るのだろうか。いったん切れたひび割れがなかなか塞がらない。痛い時は、液体絆創膏を塗る。
　それで、チョークホルダーという物があることを思いだした。ずっと以前、30年近く前に誰かが使っているのを見たことがあるが、あまり調子が良さそうに無かった。だが、「シンワ測定のチョークホルダーは使える」と聞いたので、買ってみた。239円だから、使えなくともそれほど惜しい値段では無い。
　実際に黒板に字を書いてみると、案外いける。太さがあるので、力が入れやすいし、かつ折れない安心感がある。チョークで字を書く時は、自然と回転させて、鉛筆のように中心を尖らせながら書くものだが、それも自然にできる。ただ、チョークが短くなると、字を書く時にキーキー音が出やすくなるらしい。その辺がチョークの変え時か。もうしばらく使って様子を見ようと思う。