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いつもの歯科医院にて [健康]

 15年来通っている地元の歯科医院へ行った。

 大学病院の先生から、奥歯の虫歯と軽い歯周病が考えられるので、地元での治療を勧められたのだ。大学病院でももちろん治療はできるが、歯科衛生士さんの予約などは2ヶ月位埋まっているので、残念ながら早期の治療にならないという。虫歯等の治療はできるだけ早いほうが良い。
 主治医の先生から、地元歯科医院長への「診療経過報告書」が自宅に届いたので、診療時刻を予約し、持参して行く。
 ずっと大学病院の歯科に行っていたので、ここの医院は1年ぶりだ。受付の人に、「痩せましたね!」と言われる。そうかもしれない。久しぶりなので、問診票を書く。
 程なく名前を呼ばれ、まず、歯科衛生士さんに口の中全般と特に歯肉の様子を見てもらう。「口の中は大変なことになっていますから、びっくりしないでくださいよ」と言う。次に院長先生にも。先生からは、小さな虫歯が2本?あるようだが、まずは、歯石等取ってきれいにしてから、順次治療していきましょう、とのこと。今日は下の歯の歯石取りと歯のクリーニングで終わる。
 会計となり、同じ歯科衛生士さんが窓口で対応してくれる。支払いが終わって、ふいに「以前から、歯をきれいにしていらっしゃるな、と覚えていたのですが、顎がこんなになって・・・」と言われ、目には涙を浮かべている。わたしは戸惑って、「はい、でも昨年は顎が痛かったんですが、今は痛くないんですよ。顎は一部無くなりましたが」と言うと、「ええ、昨年、痛い痛いと話していましたね。.今は痛くないんですね。..」とさらに目に涙があふれていくのだ。
 口の中を見て、やはりショックを受けたのだろうか。治療中は終始にこやかだったのだが。耳鼻咽喉科の先生だって、「生々しいな・・」と余りよく見ようとしなかったのだから。悔し涙なのか同情の涙なのか。医院を出る際に「それでは失礼します」と声をかけると、窓口のカウンターの中から、小さく「お大事にしてください」と返事が返ってきた。
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