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入院29日目 術前説明(IC) [健康]

 HBO、19回目。

 11時半頃、病室に戻って、診察となる。明日、耳まわりを剃毛するそう。手術前に帽子をつけるのだが、髪の毛が出てしまうと不衛生になるので、出る分を切るのだという。
 昼食の後に病院の浴室に行くことにする。何度か入院しているが、病院の風呂に入るのは初めてだ。これまでは、全て病棟のシャワーで済ませていた。浴室は、地下一階にあり、それほど大きくはない。洗い場が4つ、浴槽も同時に大人4人が入れる程度。入浴時間も11時から3時半と短く、日曜・祝日はやっていないので日中に治療や検査や診察があると行けないのだ。病棟のシャワー室なら、空いていれば毎日7時から20時まで使える。今日は午後は5時からICだけなので、1時頃、浴室に行った。先客が3人いたが、ちょうど上がってくるところで、貸し切り状態。快適だった。
 上がって病室に戻ると、程なく受け持ち看護師さんがきて、経管栄養(チューブ)や気管切開後のカニューレ、声が出せない間の病棟での指のサインの説明などしてくれる。気管切開は、術中の判断で、5~60%の可能性だそう。
 
 5時頃、妻来る。10分ほどして会議室に呼ばれる。担当歯科医師ら6名。CTの画像や模型を使っての説明。
○病名
  放射線性左下顎骨骨髄炎
○症状
 放射線性骨髄炎のため顎骨壊死、骨破壊が進み病的骨折を生じている。このため顎骨の連続性が失われて開口障害、咬合異常が生じている。
○予定手術名・麻酔方法
 下顎骨区域切除術、プレート再建術、必要に応じ気管切開術
 全身麻酔
○手術の必要性・目的
 骨髄炎を生じている顎骨が感染源となっているので、外科的に切除する必要がある。
○手術の方法とその特徴
 左の下顎頭頚部から左下第2小臼歯までの顎骨を切断する。顎骨に付着している周囲の軟組織にも感染が波及しているので併せて切除する。切除した後は屈曲したプレートで断端を固定し閉創する。術中より咬合関係を保持するため顎間固定を行う。顎骨の周囲を走行する舌神経・顔面神経下顎縁枝は保存する予定。また、切断した骨は病理組織検査に提出する。
○手術時間
 約4時間30分

 説明はおよそ1時間、「手術承諾書」の他に「同種血輸血承諾書」「肺血栓塞栓症/深部静脈血栓症(静脈血栓塞栓症)の予防法(弾性ストッキング・間欠的空気圧迫法)に関する承諾書」「特定生物由来製剤の使用に関する承諾書」に署名して終了。妻はそのまま帰る。こちらは病院の給食が出ているし、1階の食堂ももう閉まっているからだ。夕食は牛丼で比較的食べやすかった。

 消灯の9時少し前に、今日主に説明してくれた担当歯科医のY先生が病室に来て、もっと早く気がつけば良かったのですが、との前置きで、以前市立病院で薬剤アレルギーの診断を受けた時の結果を持っていませんか、と聞かれる。思い起こせば、「免疫血液内科」を受診したのが2001年で、自分も検査結果はもらっていないし、カルテも残ってはいないかも知れない。保存義務は5年だそうだ。診察券は持っていたので、患者番号を伝える。この番号は有効なはずだ。
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