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「校外研修」開始 [学校]

 教員は、長期休業中には、届けを出すことで、校外研修をすることが出来る。自宅でももちろん可だ。

 「冬期休業中の動向表」「長期休業期間研修計画書」「校外研修処理簿」を作成して、管理職に提出するだけだ。計画書は、A4版1枚の用紙がある。休業終了後は、「報告書」の提出があるが、これもA4版1枚。
 15年ほど前に、札幌市教職員組合(当時「北海道教職員組合札幌市支部」)と市教委の間で、交渉確認したもの。それ以前は、計画書・報告書の提出について定めがなかった。現在はそれぞれ1枚と決まっている。これは、当時、札幌市以外の北海道内各地や他県で、校外研修終了後に、管理職が恣意的に報告書の量を決めて提出を要求するようになったため、当局との間で整理をしたもの。
 札幌ではそのようになっているが、実際のところ、校外研修届を出す者は極めて少ない。私の勤務した経験では、過去15年間で、職場で大体自分一人かもう一人くらいだった。
 管理職から、かつて拒否されたことはない。ただ一部訂正を求められたことはある。今年度の場合、夏期休業中に、放送大学のインターネット講義で、司書教諭の資格を取る研修計画を「校外研修」としたところ、「義務免」に直すように言われた。まあ、自宅で研修することに変わりはない。
 従って、他の人が長期休業中にいったいどうしているのか、その実態が分からない。勤務時間は変わらないから、校外研修届を出していない者は、8時20分から、16時50分まで学校にいることになる。途中、45分間の休憩はあるが、部活指導があるのならまだしも、それもない場合は、職員室でいったい何をやっているのだろうか? まあタイムカードはまだ導入されていないにせよ、時刻通り来ないと遅刻になるし、勝手に休むと欠勤となる。校外研修届を出していなければ、例えば図書館に行くとかにしても、年休扱いになる。もっとも、あらかじめ年休にしてはなから学校に行っていない者も多いのだが。
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