SSブログ

蔵書点検での「発見」 [学校]

 今日から、学校図書館の蔵書点検。

 ノートパソコンによるデータ読み取りもなんとかうまくいき、デスクトップパソコン本体へのデータ移行も本日分はスムーズに出来たようだ。
 蔵書点検の際には、いったんすべての図書を前倒しにして、データ読み取りが済んだら元に戻す。
 そんな中で、司書さんが、「大変です!」と言いに来た。
 11月上旬から紛失していた図書1冊が、書架の本の裏の方から見つかったというのだ。それは、現在37巻ある漫画本の第1巻目だった。漫画なのでもちろん「禁帯出」で、間違って貸し出した形跡も無い。
 実は、11月中旬、全生徒に、生徒指導部の先生とも相談して、以下のような告知文を配布していたのだった。

 「告 ○○○の第1巻が11月上旬から紛失しています。禁帯出の本で、貸し出しはしていません。誰かが無断で持ち出したものと思われます。この状態では、続刊の38巻から40巻を棚に出すことが出来ません。続きを楽しみにしている生徒もたくさんいると思います。持ち出した生徒は、ただちに、そっと元の場所に戻すか、あるいは係の先生に返しなさい。」

 本を見ると、「禁帯」のラベルが半分剥がされた状態になっている。推測するに、自分の物にしようとしたのを、何かの理由で諦めたのだろう。そして、正規の場所に返すに返せず、自分だけが分かる場所に置いておいた。あるいは、返したつもりだったのかも知れない。後者の気持ちの方が少しは強いのかも。いずれにせよ、一人の生徒の悪事ではあるが、幾ばくかの反省とかすかな良心を感じて、司書さんとともに、ちょっといい気持ちになったのは事実である。
nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:学校

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。