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映画『マルクス・エンゲルス』を観る [雑感]

 シアターキノで、『マルクス・エンゲルス』を観てきた。

 6月2日(土)封切り。初回、9:35。お客さんは30人ほどか。
 マルクス生誕200年を記念しての映画だが、残念ながら、精彩に欠く映画だった。マルクス・エンゲルスについてのある程度の知識のある人で無ければ、分からない映画だった。それは、ある意味映画としては、成功しているとは言いがたい。また、彼らが革命に果たした役割が良く見えない。映画の最後は、正義者同盟から共産主義者同盟への名称変更、「万国のプロレタリア、団結せよ!」のスローガンの採択で終わるが、実際には幹部からの要請と討論の上での決定であったのに、映画では単なる身内のクーデターのようにしか見えないのだ。
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