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「否定と肯定」を観る [雑感]

 狸小路のシアターキノで、「否定と肯定」(2016制作)を観てきた。札幌では封切り。

 ホロコースト(第二次世界大戦中のユダヤ人大虐殺)は無かったと主張する歴史家アーヴィンが、彼を徹底的に批判した「ホロコーストの真実」を書いた歴史学者デボラを、名誉毀損で告訴する。事実に基づく、法廷劇。イギリスで訴訟を起こしたのには訳が有り、イギリスの法律では、名誉毀損で訴えられた場合、被告の方が無実を証明しなければならないのだ。膨大な弁護士団が、緻密な作戦を練る。さて、司法はどう判断したか。
 札幌では、今日が初日で、初回に行ったので通常1800円の所、早朝割引で1200円。ところが、シニア割引(60歳以上)というのが有り、聞いたら(常時)1000円で良いとのこと。しかも自己申告だけで良いという。何と良心的な。一応免許証を出したが、「いいですから」と言われた。
 さて、映画の方だが、事実に基づくものなので、調べてみたらすぐに分かる。(判決は2000年)
 日本の司法を考えたときに、どんな判決が出されるのか、今の情勢を考えると、不安に思った。
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