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「否定と肯定」を観る [雑感]

 狸小路のシアターキノで、「否定と肯定」(2016制作)を観てきた。札幌では封切り。

 ホロコースト(第二次世界大戦中のユダヤ人大虐殺)は無かったと主張する歴史家アーヴィンが、彼を徹底的に批判した「ホロコーストの真実」を書いた歴史学者デボラを、名誉毀損で告訴する。事実に基づく、法廷劇。イギリスで訴訟を起こしたのには訳が有り、イギリスの法律では、名誉毀損で訴えられた場合、被告の方が無実を証明しなければならないのだ。膨大な弁護士団が、緻密な作戦を練る。さて、司法はどう判断したか。
 札幌では、今日が初日で、初回に行ったので通常1800円の所、早朝割引で1200円。ところが、シニア割引(60歳以上)というのが有り、聞いたら(常時)1000円で良いとのこと。しかも自己申告だけで良いという。何と良心的な。一応免許証を出したが、「いいですから」と言われた。
 さて、映画の方だが、事実に基づくものなので、調べてみたらすぐに分かる。(判決は2000年)
 日本の司法を考えたときに、どんな判決が出されるのか、今の情勢を考えると、不安に思った。
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shira

 邦題に批判が出てますね。原題は「The Denial」ですから。
by shira (2018-01-08 11:01) 

tyuuri

 わたしも、違和感をもちましたが、大体映画の邦題はいい加減ですから。目くじら立てても仕方がありません。そもそも字幕がどの程度合っているのかもわたしには分かりませんので。原作本("Denial:Holocaust History on Trial")の訳も「否定と肯定」ですから、それに合わせたのでしょう。
by tyuuri (2018-01-08 12:11) 

bashy0322

シアターキノ、私も是非行きたい映画館の1つです。
by bashy0322 (2018-01-09 07:21) 

tyuuri

 bashyさん、結構こまめに上映更新されていますから、HPで確認すると良いですよ。http://www.theaterkino.net/
by tyuuri (2018-01-09 09:38) 

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