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「ドリーム」を観る [雑感]

 ツタヤのボーナスポイントで、「ドリーム」を動画配信で観た。

 1957年に、ソ連(当時)が人工衛星スプートニクの打ち上げに成功してから、アメリカの宇宙開発技術は、常に後れをとっていた。そんな中で、ケネディ大統領によって有人月面着陸を目標にしたアポロ計画が打ち出され、その前段階のジェミニ計画が進められるが失敗に次ぐ失敗。そんなNASAの中で、ひときわ才能を発揮する3人の黒人女性を描く。一人は軌道計算のエキスパートとして、また一人は人工衛星を作るエンジニアとして、さらに、黒人女の計算者集団をまとめ、ついにはコンピューター室のトップに立つ女性。
 しかし、60年代の人種差別は酷いものだ。ここに登場する彼女らは真っ向から黒人差別に反対はしないが、時に爆発することもある。軌道計算の女は、白人専用のトイレを使えないために、オフィスから800m離れたトイレまで歩いて行かなければならない。ある日、上司から、オフィスにいないことが多いことをとがめられ、「黒人用のトイレがこの建物の中にないからです! せめてトイレくらい認めて下さい」と大声で訴える。その後、上司は黙って、ハンマーを持ち、トイレの「白人専用」の看板を叩いて壊してしまう。「NASAでは、白人も黒人も小便の色に変わりはない。好きなトイレを使え」と言って。
 そして、ついに有人宇宙飛行に挑戦するわけだが、ここからがクライマックス。ぜひ映画を観て欲しい。もちろん、この映画は事実に基づいている。原題は、"HIDDEN FIGURES"。原作本もあるようだ。
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