『単位の小事典』 [雑感]
岩波ジュニア新書の『新版単位の小事典』が高木仁三郎さんの著書であることを知ったのは最近のことだ。
この本は15年くらい前に買って重宝していた。著者のことは知らなかった。
高木さんは、「市民科学者」として知られているという。反原発運動に関わって、福島の事故以降脚光を浴びるようになったようだ。というのはわたしはあまり関心がなかったので、よく知らなかったのだが、高木さんの最後の著書『市民科学者として生きる』(岩波新書 1999年刊)を読んで、彼の仕事を始めて知った。
この本もなかなか手に入らず、最近入手した。今年6月に増版したらしい。
高木さんは、1999年に大腸癌とその転移で肝臓癌を患い、入院中にこの本の原稿を病床で書いたそうだ。
あとがきにこうある。
「本書の作業を通じて、自分のこれまでの歴史と闘病中の現在とを見つめ直すことができたことで、私は確実に前に向かうベクトルを得たということである。今では来るべき世紀をどう生きていこうかと、しきりに考えようとする毎日である。」
そして、翌年62歳で亡くなられてしまった。
この本は15年くらい前に買って重宝していた。著者のことは知らなかった。
高木さんは、「市民科学者」として知られているという。反原発運動に関わって、福島の事故以降脚光を浴びるようになったようだ。というのはわたしはあまり関心がなかったので、よく知らなかったのだが、高木さんの最後の著書『市民科学者として生きる』(岩波新書 1999年刊)を読んで、彼の仕事を始めて知った。
この本もなかなか手に入らず、最近入手した。今年6月に増版したらしい。
高木さんは、1999年に大腸癌とその転移で肝臓癌を患い、入院中にこの本の原稿を病床で書いたそうだ。
あとがきにこうある。
「本書の作業を通じて、自分のこれまでの歴史と闘病中の現在とを見つめ直すことができたことで、私は確実に前に向かうベクトルを得たということである。今では来るべき世紀をどう生きていこうかと、しきりに考えようとする毎日である。」
そして、翌年62歳で亡くなられてしまった。