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筆入れと万年筆 [雑感]

 自分の部屋に、布製の筆入れがある。

 30年くらい前に、学校祭(だと思う)のバザーで買ったものだ。今で言う特別支援学級の生徒が作ったものだと思う。縫製が少し雑だ。
 この筆入れにはちょっと曰くがあって、20数年前に、一時紛失したのだ。無くしたのに気がつかないほど使っていなかったので、探しもしなかった。
 ところが数年経って、組合の事務所に行った時に、事務所の中のラックに何となく見覚えのある筆入れが置いてあるのに気がついた。書記さんに聞くと、何かの会議の時の忘れ物だという。中を見ると、シャープペンシル1本、黒ボールペン2本、赤ボールペン1本、鉛筆1本、万年筆1本、カッター1本、消しゴム1個、直線定規1本。さいころ2個。中でもこれは自分のものだと確信したのは、鉛筆だった。鉛筆は自分でカッターで削るので、その形を見れば、自分のものだと分かる。
 万年筆も懐かしい。これは教育大の学生の時、ある数学の講義が90分授業の中で6枚ぐらい板書する助教授がいて、シャープペンシルだと手が疲れてきて最後の方になるとノートが取れなくなるのだ。そこで、以前叔父から貰ったパーカーの万年筆に変えたところ、筆圧がほとんどいらないので、少し楽になった。だが、ちょっと高級品で重かったので、もっと軽い万年筆を買うことにした。たぶん、大学生協の購買部で最も安いものを買ったものと思う。今計ってみたらインク無しで12gだった。大学4年間は使ったが、その後は全く使ったことがない。余程勉強しなくなったと言うことか。
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