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ある教え子 [学校]

 22年前の教え子を、ネット上で見つけた。

 結婚して姓が変わっているのは知っていたので、どう調べるか考えたが、いくつかのキーワードですぐに見つけることが出来た。ネット上に本名でプロフィールがあると、かなり分かるものだ。

 1992~1993年、中2・3年と担任をした女子生徒だ。卒業後も、しばらく年賀状のやりとりだけは続いていたが、10年くらい前に、多分喪中のせいで、それも途絶えてしまった。
 なぜ今でも強く印象に残っているかというと、中学生の時から、将来は小児科医になりたいと明確に志望し、札幌医科大学に進学、卒業後は志望通り小児科医になったからだ。
 中学生の時は、温厚・温和な性格で、いつも笑顔が絶えない優しい子だった。勉強の方は本当にこつこつ地道にやるタイプで、英語は塾で学んでいたようだ。英語の先生が「thの発音が正確に出来るのはあの子だけだ」と言っていた。数学に関しては、特に何かがずば抜けていた覚えはないが、ある時、「先生、この問題がどうしても出来ません」と、学校で購入のワークブックを持ってきた。問題を数学科で検討すると、問題自体が間違っていることが分かった。(ワークの発行社には連絡をした。)
 1年の途中で四国の方から転入してきた子で、2年でわたしが担任となって、懇談で母親と話をした時に、冬休みに塾の講習会に行かせるか、スキーの練習をさせるか、問われた際には、迷わず、今後北海道で生活するなら、スキーの練習に行かせたらどうですか、と答えた覚えがある。
 卒業時には、成績は相対評価の時代で、オール5だった。こんな生徒は、この子1人しか知らない。

 今は、結婚してお子さんも4歳になるようで、非常勤で北海道社会保険病院に勤務しているそうだ。機会があったら、会ってみたい。
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