『アメリカ俗語辞典』 [雑感]
『アメリカ俗語辞典』は、1975年研究社から発行された。
原著はユージン E. ランディ。訳編者は堀内克明。訳編とあるのは、日本語に訳すにあたり、およそ7000人の協力を得て、日本語の俗語収集にあたったからだ。だから、「アメリカ俗語」というよりは、一種の「日本俗語」辞典となっている。特に性や麻薬関連の語彙に詳しい。当時はかなり評判になった。
わたしは、定価1800円の本書を、古本屋で1400円で買った。今は絶版のようだ。ネットで検索すると、古書では今も流通している。
俗語だから、今でも通用しているかというと、ちょっと怪しいものがある。それより、70年代の多少狂気じみたあの空気を感じることが出来る。
今では規制する法律が出来たので考えられないが、電車やバスの中でも、ビニール袋にシンナーを入れて、吸っている者が普通にいたのだ。たしか、それを「アンパン」と言い、幻覚を見て陶酔した様子を「ラリっている」と言ったと思う。
それらを考えると、この40年間で、日常的な犯罪は確実に減っている。何しろ、昔はそれを犯罪とも認識していなかったのだから。
原著はユージン E. ランディ。訳編者は堀内克明。訳編とあるのは、日本語に訳すにあたり、およそ7000人の協力を得て、日本語の俗語収集にあたったからだ。だから、「アメリカ俗語」というよりは、一種の「日本俗語」辞典となっている。特に性や麻薬関連の語彙に詳しい。当時はかなり評判になった。
わたしは、定価1800円の本書を、古本屋で1400円で買った。今は絶版のようだ。ネットで検索すると、古書では今も流通している。
俗語だから、今でも通用しているかというと、ちょっと怪しいものがある。それより、70年代の多少狂気じみたあの空気を感じることが出来る。
今では規制する法律が出来たので考えられないが、電車やバスの中でも、ビニール袋にシンナーを入れて、吸っている者が普通にいたのだ。たしか、それを「アンパン」と言い、幻覚を見て陶酔した様子を「ラリっている」と言ったと思う。
それらを考えると、この40年間で、日常的な犯罪は確実に減っている。何しろ、昔はそれを犯罪とも認識していなかったのだから。