SSブログ

どう歯科クリニック 通院10日目 [健康]

 今日は、麻酔をして右下第5番の土台を着ける。

 左上第3番の先が欠けていたので、削ってレジンで修復。第4番も。
 右下第2番の型取り。
 右上第3番の仮歯が取れていたので、接着剤でつける。
 などで、結局2時間かかった。右上第4番の虫歯はこれから。
 次回は、前歯の様子を見るのに、17日に。お盆休みを挟み、歯科技工所も休みになるので3本の差し歯が入るのは、24日になるそう。だが、これで終わりではない。
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:学校

北杜夫原作 映画『ぼくのおじさん』 [雑感]

 ネットの動画配信で『ぼくのおじさん』を観る。

 北杜夫(きたもりお)の同名の児童向け短編の映画化だが、さて今、北杜夫のことをどれだけの人が覚えているのかと、少し気になった。
 北杜夫は、1927年(昭和2年)生まれ、2011年(平成23年)に84歳で死去した。昭和2年というと、わたしの父が昭和3年生まれだから、ほぼ同一世代。そのせいか、父の本棚には、北の作品がたくさんあった。私が最初に読んだのは小学生の頃で、『どくとるマンボウ航海記』(1958年刊)だった。これがめちゃくちゃ面白くて、その後も北の本は、結構読んだと思う。ただ、純文学の方は退屈で、芥川賞を取った『夜と霧の隅で』(1960)位しか読んでいない。いや、もともと小説はあまり好きではないこともある。ともあれ、生前は日本の大人気作家であったことは確かだ。
 しかし、亡くなってからまだ6年というのに、書店で北の本を探すのは難しい。せいぜい映画化された『ぼくのおじさん』くらいなものだ。これは、同時期親友で人気作家であった「孤狸庵先生」こと遠藤周作についても言える。ただ、遠藤も小説『沈黙』が昨年映画化され(日本公開は2017年)ている。
 ベストセラー作家と言っても、やはり時代が生んだものだから、例えば、伊藤整(1905~1969)の名前を覚えている者が今どのくらいいるだろうか。私はたまたま大学時代に男声合唱をやっていたものだから、伊藤整の詩による曲をかなり歌ったので覚えているが、小説やエッセイの分野でも例えば『女性に関する十二章』(1953)などはよく売れて、わが家にもあった。ただ長編小説『火の鳥』(1953)は、本を見たこともない。
 小説や詩にしても漫画にしても、新人が続々出てくる中で、今も名を残して本も売れている方はやはり偉大なのだなと思う。例えば、石川啄木、宮澤賢治など。生前は全く売れなかったけど。

 なお、小樽では、20年前から冬のイヴェント「雪あかりの路(みち)」という大規模なキャンドルサービルの催しが行われているが、この名称は伊藤整の詩「雪明りの路」を由来としている。伊藤整は、北海道松前に生まれ、小樽高等商業学校(小樽商科大学の前身)を卒業し、その後上京した。小樽市塩谷には彼の文学碑がある。
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:学校

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。