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篠路「鳥若」の思い出 [雑感]

 買い物途中に、篠路五叉路を通ったら、「鳥若」が工事中のようだった。

 「鳥若」とは、30年以上前から札幌市北区篠路にある焼鳥屋で、気になったので、車を止めて、見に行った。
 店の入り口ガラスには、手書きの張り紙があって「閉店しました。33年間のご愛顧に感謝申し上げます」とあった。
 内部は、業者が入って改装中のようだった。

 鳥若に通ったのは、30年前、1984年度の1年間だった。
 当時、篠路中学校に初任者として着任した時に困ったのは住居だった。近くに手頃なアパートが無く、結局地元の市会議員の紹介で、一軒家をたまたま同じに着任した友人と二人で借りることにした。一月6万円だった。二人なら半分で済む。ちなみに当時の基本給は154960円で、共済短期(健康保険)・長期(年金)等控除されると、手取り14万円ほど。実際は校内控除(親睦会、学年会、教科会、部会、弁当代等)もあり、12万もあっただろうか。
 今で言う、ルーム・シェアで、夕食などは分担して作った。
 ただ、面倒なときは、外に行こうかとなり、当時、近くにコンビニもラーメン屋もなかったので、歩いて4分ほどで行ける焼鳥屋の鳥若に食べに行ったのだった。
 二人で行ったことが多かったと思うが、一人の時もあり、学年会で宴会をしたこともあった。
 「うまい」というメニューがあり、多分普通は「つくね」と呼ぶのだろうが、確かにうまかった。時期には、石狩川のヤツメウナギもあった。
 店の親父さんとはずいぶん仲良くなり、店が閉店した後に、誘われて、近くのスナックに飲みに行ったこともある。翌日は二日酔い(と言うか、酔いが残っていて)大変だったが。
 翌年、同居のパートナーが結婚することになって、自分は麻生に転居した。
 鳥若にはその後数度行った位か。後日、店主が亡くなって閉店したと聞いた。
 1989年に結婚して、偶然からまた篠路に住むようになり、息子さんが修行を終えて、鳥若を再開したとのことで、妻と行ったことがある。歩いて20分くらいの距離か。亡くなった元の主人の奥さんも元気で働いていた。
 いつか、昔の仲間と一緒に行ってみようと思っていた店だったが、今はもう無くなってしまった。
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