救急車

　勤務帰りに、救急車が交差点を通過した。赤十字のマークだったので、緊急輸血輸送だったのかも知れない。

　自宅で救急車を呼んだことは一度だけある。息子が高校生の頃、夕食にインスタントシチューを作るのに、お湯の入ったやかんを無造作に引っ張って、熱湯を足にかけたのだ。
　すぐに風呂場に行かせて冷水をかけるよう言ったが、妻は、新聞を広げて夜間緊急病院を探し出したので、そんな悠長なことをせずにと、救急車を呼んだのだった。

　自分自身は6回くらい、救急車に乗ったことがある。
　威張れたことではないが、修学旅行中に1回、校内巡視中に1回、職員会議中に1回。腰痛がひどくて、整形外科医院に行って入院を勧められて1回、転院で2回。検査の結果、腰痛ではなくて「腹部大動脈瘤破裂」だったが。

　札幌のドライバーは、割とマナーが良い方だと思うが、救急車が通るときは、十分配慮して欲しい。中には苦しんでいる人がいるのだから。