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40年ぶりの再会 [健康]

 学生の頃に国際共通語エスペラントを学習していた。その頃一緒に活動していた知人と40年ぶりに再会した。

 何気なく「ご主人はお元気ですか」と聞いた。2人とも同じサークルの仲間で、結婚したのだった。「11年前に、下咽頭癌で亡くなりました」との返答に驚いた。自分も、ほぼ同じ時期に同じ病気にかかっていたからだ。
 わたしの場合は、右首に直径3センチほどの腫れ物ができて、数ヶ月後、熱も痛みもないのだが、持病の高血圧診療で内科にかかったついでに、医師に「これはなんでしょうね」と聞いたのだった。そうすると、「がんの可能性があります」と直ちにレントゲン、CT、血液などの検査を受けたのだが、その段階では、がんは見つからなかった。2週間ほどして、がんマーカーの値が高いとの連絡があり、大学病院での精密検査を勧められた。
 体の痛みも辛さもないので、半信半疑の状態での検査が続いたが、最終的には、全身麻酔で腫れ物を全摘する手術をして、初めてがん細胞が見つかり、がん治療が始まったのだった。
 こう考えると、自覚症状がほとんど無い初期のがんの場合、それが見つかるかどうかは、運次第のような気がしてしまう。あるいは、気にならないような症状でも見落とさない心構えがその後の人生を変えてしまうのかもしれない。
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