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わかさいもの謎 [雑感]

 以前、「わかさいも」についての記事を書いた。

 「わかさいも」とは、北海道の銘菓である。
 大正時代に発案され、豆を主原料に、焼き芋の風味を出したお菓子だ。

 長らく、と言うか、今まで、どうしてわざわざ豆を材料にしたのか分からなかった。

 今日の地方紙の夕刊を見て、やっと分かった。
 大正当時は、北海道では、さつまいもがほとんど生産されていなかったのだ。
 したがって、地元で豊富に取れる豆を材料に、焼き芋風味のお菓子作りに挑んだのだという。

 分かってみれば簡単なことだが、90年近くにわたって道民に愛されてきたお菓子というのも、すごいものだ。
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shira

 そうですね、サツマイモは温暖な土地向きですもんね。
 小学生のころ、日本に最初にサツマイモを導入した青木昆陽の話をマンガで読みました(「4年の科学」)。せっかく輸入した種芋を冷暗な床下に貯蔵して大量に傷めてしまったというお話がまじってたのを覚えています。ついでに当時サツマイモは毒イモだという流言があって苦労したという話もあったはず。
 マンガを描いていたのは『はだしのゲン』の作者、中沢啓治さんでした。

by shira (2009-10-11 01:09) 

tyuuri

 shiraさん、ナイスとコメント、ありがとうございます。

 今の北海道では、収量は多くはありませんが、サツマイモもとれます。もちろんジャガイモの方が圧倒的に多いですが。
 品種改良と栽培法の工夫でしょう。
 でも、大正時代には、ほとんど栽培されなかったんですね。
 こんな事に気が付かないとは、と、自分の頭の悪さを嘆いたわけです。

 「わかさいも本舗」のHPを見ても、「当時、サツマイモは栽培されてなかった」との記述はありません。商品の説明にも、その事は載っていません。
 思うに、「当時サツマイモはなかった」というのは、とても当たり前な事実で、書くまでもないと考えたのでしょう。

 人との会話がかみ合わないと言うのは、こんなところに原因があるのでしょう。自分が当たり前で言うまでもないと思っていても、相手はそれを知らない。あるいはその逆。そんなことを考えました。
by tyuuri (2009-10-11 17:52) 

tyuuri

>RU2FTABさん、ナイスありがとうございます。
by tyuuri (2009-10-17 08:14) 

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