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新明解国語辞典 [学校]

 新明解国語辞典第3版を、Yahooオークションで手に入れた。500円だった。

 第3版(1981年刊)が特に有名なのだが、第2版(1974年刊)にもかなりぶっ飛んだ語釈がある。新明解で、最初にこの第2版を買ったのは、1979年で大学4年の時だ。以前、高校時代と勘違いしていたが、自分で書いた日付がある。買った理由はよく分からないが、多分他の辞典には無いアクセント記号が着いているのが、気に入ったのだろう。
 さて、何気に「おやがめ」【親龜】の項を見ると、こうある。

 親に当たる大きなカメ。「〈速口言葉で〉ーの背中に子ガメを乗せて、子ガメの背中に孫ガメ乗せて、孫ガメの背中にひい孫乗せて、ーこけたら子ガメ・孫ガメ・ひい孫ガメがこけた」[右の成句にたとえを取って、国語辞書の安易な編集ぶりを痛烈に批判した某誌の記事から、他社の辞書生産の際、そのまま採られる先行辞書にもたとえられる。ただし、某誌の批評がことごとく当たっているかどうかは別問題]

 これは果たして、「普通の小国語辞典」に載せるべき語であるのだろうか。ましてやその語釈は、冗長でかつ他者にケンカを売っているようだ。この「何かヘン」と言う感覚が、新明解を買い続ける結果となったのだろう。ただ、マニアでは無かったので、2,4,5,6,7巻は手に入れたが(ほとんど古書店にて。書店で購入したのは2冊だけ)、3巻がやっとこの度手に入ったので、初版以外は揃ったことになる。なおこの「おやがめ」の項は他の巻には載っていない。ただ初版は入手していないので、確認のためにも機会があれば手に入れたいものだ。こうなるともうマニアと言われるかもしれない。
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