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ファインマンの言葉「スペリングについて」 [学校]

 「スペリング改正の仕事には英語の教授こそ適任じゃありませんか。学生が大学に入るまでにあれだけ長いこと学校で勉強してきたというのに、まだ"friend"が正しく綴れない、と英語の教授がボヤいたとしたら、僕はそりゃ"friend"の綴りの方に、どこかおかしいところがあるんじゃないか、と言ってやります。」

 「僕らはよく「いったい何でうちの子はものが読めないんだろう?」という質問を耳にするものですが、その答えは、すべてスペリングのせいだよ、ということです。」

 「記号の表わす音がどんな音かを知っていれば、その単語がどんな音だかすぐわかる、というこれはすばらしい発明でした。ところが時がたつうち、いろいろなことが起こり、ことに英語は無茶苦茶になってしまいました。いったいぜんたいなぜスペリングは変えられないんでしょうか?」

 アメリカのノーベル賞受賞物理学者ファインマン(1918~1988)の言葉です。引用は、ツイッターの「ファインマンbot」から。アメリカ生まれ、アメリカ育ちのファインマンもスペリングには苦労した、と言うより、あまりの不自然さに怒りさえ感じていたようです。
 ファインマンは、また教育者としても有名で、彼の書いた(と言うより講義録を教科書にまとめた)「ファインマン物理学」は、日本でも翻訳されて、岩波書店から今でも出版されています。以下、ウィキペディアより引用。
 「ファインマン物理学は1961 - 1963年にファインマンがカリフォルニア工科大学で行なった講義の内容をもとにして、ロバート・B・レイトン、マシュー・サンズと共に構成した物理学の教科書である。大学初年度レベルの物理学の入門書という位置付けながら、随所に物理法則に対する深い見方が示され専門家からの評価も高い。原書は3分冊である[13]。1967年に岩波書店から刊行された邦訳版は5分冊になっている。」
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