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アニメーション映画『算法少女』札幌上映会への監督からのメッセージ [雑感]

 アニメーション映画『算法少女』札幌上映会への監督外村史郎さんからのメッセージ。

 メッセージ
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この度はアニメーション映画『算法少女』に足をお運び下さり誠にありがとう御座います。
日本の歴史、文化というのは本当に不思議で驚きに満ちていると思います。
近代の西洋化の流れの中で、淘汰あるいは主流派から退いたものの一つに和算が挙げられると思います。
僕はこれが間違いであったとは思いません。
映画の中でも、流派の違いから 同じ目的であるにも関わらず争い前進する事が出来ない、そんな事が描かれています。
我々の住む世界もきっと同じなのだろうと思います。
そして、我々の住む世界は、映画の中の江戸の世界よりもずっと広くなっていると思います。
興味をもって人と接し、立ち止まっては考え、再び歩かなければと思っています。
世界の内側を良く知り、しかし見つめなければいけないのは世界の外側なのでは無いでしょうか。

この映画では、所謂教育番組のような、問題の解き方、「どのように答えを導くか」は描いていません。
しかし「どのような時にこの問題の考え方が必要と考え得るか」ということは少し盛り込んだつもりです。
「和算」「算法」というものを通じ、人と人が出会い、切磋琢磨し、成長する。
そして誰かが誰かの為に何かをする。
どんなに科学が発展しようと、人間の交差点に生じる化学反応ほどに激しい輝きは無いのでしょうか。

本日は本当にありがとう御座います。
何卒宜しくお願い申し上げます。

アニメーション映画『算法少女』
監督 : 外村史郎

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 実は、全編を観たのは、この上映会を行うことで可能になったので、私は初めて。
 来場者の中には7回観たと言う方もいらっしゃった。
 こんな素敵なアニメを紹介しないのはもったいない。
 だから、来年にでもまた上映会を企画します。
 次回は、今回の3倍くらい来場者を集めたい。
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