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天才少女シンガーたち [雑感]

 Connie Talbot(英)の話は前に書いたが、アメリカにJackie Evancho(ジャッキー・エバンコ)というシンガーがいる。

 知る人ぞ知るだが、今回のトランプ大統領就任式で、国歌を歌ったことで、また少し注目を浴びた。(YouTubeで公開中)
 ジャッキーもまた、9歳でプロデビューし、America's Got Talent では10歳の時に準優勝している。彼女は、オペラがメインだがポップスも歌うクラシカル・クロスオーバーの分野で活動しているという。コニーとは同い年(2000年生まれ)で17歳だ。
 世界にはまだまだ天才少女がいて、Amira Willighagen(アミラ・ウィリグハーゲン)は、オランダの Holland's Got Talentで9歳の時に優勝し、その後プロデビューを果たした。彼女もオペラ中心。コニーらより4つ年下で、2004年生まれ。
 こんな感じで探していけば、過去や現在に、そして世界中に、天才と呼ばれた少女シンガーたちが結構いる事が分かる。
 それで、上記のコニーとジャッキーがたまたま同い年だから、多少比較して書くわけだが、16歳となり、やはり難しい局面に立たされているのだろうなと思う。これは、いわゆる天才子役と同じで、長じて天才役者として成功した例は、あまり無い。
 子どもシンガーの場合、ほとんどすべてカバー曲だから、幼くして上手く歌えば、それだけで賞賛を浴びるが、16,7歳の年齢ともなると、うまいね、くらいにしかみられなくなる。また、進学も考えなければならないだろうし、そのままプロのシンガーとしてやっていくのか、やっていけるのか、相当な覚悟が必要だろう。これで、有力なプロデューサーでも着いていれば、次は大人の女性として、どんなオリジナルあるいはカバー曲を歌わせていくか、考えるのだろうが、今のところ、彼女らは、新しいアルバムは出ている、YouTubeにも出ている、コンサートにも出ている位のことしか分からない。
 大人になっても、昔からのファンは、着いていくだろうが、新しいアルバムがヒットしなければ、いずれは芸能界を去らなければならなくなるだろう。まあ、でも、成人までを考えてもまだ3年はあるのだから、この間は勉強に専念して、その後音楽から離れてもいい。とにかく良い人生へ向かって欲しい。
 過去に悲劇的な人生を歩んでしまったのが、イギリスの Amy Winehouse(エイミー・ワインハウス 1983-2011 )で、グラミー賞まで受けながらも、薬物中毒とアルコール依存症で、27歳で死んだ。そうはならないように。(映画『Amy エイミー』がDVDでレンタル中)
 もう一人スターを登場させると、あのJudy Garland(ジュディー・ガーランド 1922-1969)だろう。「オズの魔法使い」でスターとなったとき、彼女は17歳だった。そしてすでに、当時は合法で俳優には特に「やせ薬」として推奨されていたという覚醒剤(アンフェタミン)と睡眠薬(セコナル)の常習者で、かつ淫行に明け暮れていた。そして、俳優・歌手として成功しながらも、薬物に加えてアルコール依存にもなり、精神を病み廃業の後、数百万ドルの借金だけを残して47歳で死んだのだった。いや、娘のライザ・ミネリと多くの作品を残した、と言うべきか。しかし、その遺体は老人のようだったという。
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tyuuri

>bashyさん、niceありがとうございます。
 Connie はほぼ毎日twitteしてるので元気そうで何よりですが、幼い時よりは売れていないし、今後が楽しみというか心配でもありますね。
 オーディション番組の決勝で歌った"Over the rainbow"は、映画「オズの魔法使い」(1939)でジュディー・ガーランドが歌った出世曲なんですね。だからと言って、どうということは無いのですが。
 何より、ヨーロッパやアメリカで今どんな曲が流行っているのか、まるで知らない自分が恥ずかしいですね。今、外国語の曲のチャート番組ってやっているのだろうか。
by tyuuri (2017-02-01 09:07) 

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