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続・マイナンバーカードについて [雑感]

 前回の続きとは言いがたい内容とはなるが。

 一つの記事にまとめられなかったのは、自分の頭の中が混乱しているせいでもある。
 こと、医療に関しては、わたしのような病気(既往症を含む)持ちにとっては、情報の集約を、是非やっていただきたい思いもあるからだ。
 医学の専門化が進んだせいか、一人の医師の診断では、正確ではない、もしくは間違っている場合がある。
 一昨年(2015年)のわたしの例だが、左の腰が痛かったので、近くの整形外科に行き、レントゲン撮影で、腰椎の一部のずれでしょうと診断を受けた。その後治療を受けたが、改善の様子が見えない。むしろさらに酷くなる一方で、お盆休み前に薬を貰っておこうと受診中に痛みで動けなくなり、救急車で入院施設のある病院に運ばれた。医師には、すぐ入院できる病院に紹介の連絡を入れてくれたことは感謝している。しかしながら、そこは整形と内科が専門で、翌朝のMRI による検査では、骨は異常が無く、何か血の塊があるようだと、もっと詳しい検査が出来る病院にまた救急車で転院となり、そこでのCTの検査で、すでに腹部大動脈瘤が破裂しているという診断が出た。そして、即入院手術できる病院にまた救急車で転院となり、集中治療室に入ったのだった。この間、各病院の看護師が救急車に資料を持って着いてきてくれた。つまり、患者の検査結果は個人情報であり、各病院には守秘義務があるが、緊急の場合、直ちに引き継いで、検査の重複を無くして、治療(手術)に入らないと、患者が死亡してしまうからだ。
 日常の中でこそ、緊急の事態はありうるわけで、そのためには、病歴、薬の服用歴、アレルギー歴などを、常に持ち歩いているのが望ましい。この手段となり得るのは、今は「おくすり手帳」しかない。既往歴、アレルギー歴は、本人が書くのだが、医師にとって本当に必要な情報となっているかどうか、あるいは漏れがないかどうかは、分からない。この「おくすり手帳」もスマートフォンに記憶させる「eお薬手帳」が提唱されて、実際に使っている薬局もあるが、札幌市内で検索すると特定の系列の薬局だけだった。かつ、日本薬剤師会も本腰を入れて宣伝しているようには見えない。
 そうなると、マイナンバーカードに受診した病院の医療情報を紐付けするのが一番簡単なような気がするが、これには、個人情報保護の観点から反対する人も多いだろう。ならば、個人で、自由にブロックできるシステムにしたらどうだろう。全部の場合もあるし、一部の場合もあるだろう。その事によって、生命維持の危険性が増しても、ブロックした本人の責任となる。
 とこのようなことを考えているので、実はまだ、自己の主張として、まとまらないのだ。(毎日服用している睡眠薬のせいで、組織的に(systematicに)考える能力が落ちているのかもしれない。そう言えば、「一過性健忘症」の副作用はある、と聞いた。)
 そもそもが矛盾の存在なのかもしれない。マイナンバーカードは大切なものだからむやみに持ち歩かないように、と言う話もあれば、顔写真入りで住所・年齢・性別も入った公的機関が発行した立派な「身分証明書」である、との文章もある。ならば、自動車運転免許証などを持っていない者は、なんだかの時のために、持ち歩いていた方がいいのか、用心のため必要と思われるときだけ持って行くべきなのか、分からない。
 運転免許証は、今車を使っていなくとも、いざ誰かの車を急に運転しなければならないときに、無ければ「不携帯」で反則金3000円を取られる(点数は0)。マイナンバーカードは、携帯する義務はない。
 健康保険証も似たような性格を持っていて、病院や薬局では、万が一紛失したときに、他者に不正使用される事があるから(顔写真はない)、普段持ち歩かないようにと言うが、緊急入院の可能性の高い者は、携帯していないと不安だ。だから、わたしなどは、常に、健康保険証(正確には、所属する公立学校共済組合の「組合員証」)、おくすり手帳、自分で作った病歴表、「臓器提供意思表示カード」を、常に持ち歩いている。さて、マイナンバーカードは、どうしたらよいのだろう。
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tyuuri

>bashyさん、niceありがとうございます。
by tyuuri (2017-01-20 16:54) 

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