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マイナンバー(個人番号)カードについて [雑感]

 仕事で家から独立して生活している娘から、新しいアパートに引っ越すというので、新居の保証人になって欲しい、とのメールが来た。

 ついては、契約をするのに保証人の「印鑑登録証明書」が必要なので、早急に郵送して欲しいとのこと。
 マイナンバーカードを作ったのは前に記事にしたが、こんなに早く使う機会が来るとは思わなかった。マイナンバーカードがあれば、大体のコンビニに置いてあるマルチコピー機(行政サービス対応となっているもの)を使って、印鑑登録証明書、住民票の写し、戸籍証明書などを、簡単に取ることが出来るからだ。しかも、年末年始(12/29~1/3)を除き、毎日6:30~23:00対応というのだから、「なかなか取りに行けない」という言い訳は成り立たない。
 操作方法は、パネルに出てくるから誰でも出来る。用意するものは、マイナンバーカードと登録時に自分で設定した4桁の暗証番号、手数料(印鑑登録証明書の場合、350円)だけ。コピー機は誰もが見られる場所にあるので、プライバシーもへったくれもない。店員がマイナンバーカードの顔写真と本人を確認することもないし、義務もない。ATMを操作するのと変わらないのだ。要は誰でも(本人でなくとも)、カードと暗証番号と手数料さえあれば取れる。以前作った「印鑑登録証」はもう必要が無くなった。
 マイナンバーカードの普及率は、2016年10月の段階で9%だという。「通知カード」は大体は届いたのだろうが、マイナンバーカードに対する関心は、数字から恐ろしいほど低いことが分かる。
 しかし、行政の方ではすでに着々と個人番号にいろいろな個人情報の紐付けを行い、集約しているのだ。自分の家のパソコンからマイナンバーカードと「ICカードリーダライタ」(個人購入、すでに各電気店で2000円前後で販売している)があれば、「マイナポータル」に登録して、自分の記録の「やりとり履歴」「行政からのお知らせ」「行政サービスと電子申請」「自己情報表示」「操作履歴、公金決済サービス」「外部サイト連携」などを行うことが、本年(2017年)7月から出来るようになる。いくら暗号化しているから大丈夫だと言っても、個人情報が専用回線ではなく、インターネットで流れるわけだから、今後どんなことが起きるか分からない。
 そして、マイナンバーカードを病院の保険証の代わりに使う(病歴や投薬歴も含まれる)とか、最近では入場情報を記録して東京オリンピックの入場券代わりにするとか、ぽろぽろといろいろな報道がされるのだが、それっきりで終わっている。利用者には便利に見える点もあるが、どのように情報が結ばれているか本人が分からない、知られたくないことがあっても自分でロックが出来ない、などなどの問題点が広く知らされていないから、関心事になっていないのではないだろうか?
 そもそもが、「国民総背番号制」が何度も廃案になって、民主党政権時代に、「社会保障・税・災害時の本人確認」限定で導入されたはずのものが、自民党政権となるといつの間にか「地方公共団体情報システム機構・公的個人認証局」なるものができていて、上記の行政サービスを行うのだという。

 (この記事、未完)
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