高校生活 [学校]
昭和48年(1973年)の高校入学だから、34年前になる。
わたしの入学した北海道旭川東高校は、当時学年10クラス、45人学級だったので、450人の同級生がいることになる。
女子が100人程度と少なかったので、授業の関係で、1~6組が男女混合クラスで、7~10組は男子だけのクラスだった。
わたしは、1年次が8組で、2年次も8組。
3年になると、理系・文系に分かれるのだが、3年1組は理系で、また男子だけだった。
つまり、高校3年間、男子だけで生活していたことになる。
これは、今思っても、思春期の男女にとっては、あまり良くない環境だったと思う。
日頃女子と接していないので、どうしても、理想化してしまうのだ。
もちろん、男女交際には恵まれなかった。
好きな女子がいたが、話す機会もない。
年に一度、学校祭の夜祭。全校生徒で、グランドでフォークダンスを踊るのだが、手を握れないモノかと、ドキドキした。
男子ばかりだと、当然のように教室環境は劣化する。
1年次、担任からのオリエンテーションで、
「昼休みは自由です。でも、窓からは出ないでください。グランドの奥に見えるのは開発局ですが、その地下に食堂があります。そこを使うのはいいのですが、生徒玄関から出ると遠回りになるので、窓から出ていく学生が毎年います。やめてください。」
と、聞かされ、さっそく、みんなで窓から出ることを試みた。
当然、行き帰りで、床はドロドロになる。
教室清掃は、泥の排除だったような気がする。
3年になると、清掃をする生徒もいなくなったような気がする。
ある時、ふと放課後の教室に入ると、担任が一人で清掃をしていた。
あまりにもかわいそうなので、一緒に清掃を手伝った。
と、まあ、かなり自由だったのだが、昼休みが終わると、みんな授業に戻っていた。それが当たり前だと思っていた。
高2の娘に聞くと、昼休みも校外には出られない規則だそうだ。
高校の向かいには、お好み焼き屋もラーメン屋もあるのに。
あれは放課後に、生徒でにぎわうのだろうか。
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