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師走 [雑感]

 通知票の教務点検を終えて、後は残り3日の授業と終業式を迎えるばかりになった。

 まさに雑感だが、この2年間の道職員賃金10%カットは本当に痛かった。
 貯蓄が出来ない。再来年は、長女・長男とも進学を迎えるのに、入学金や授業料、諸経費を払うことが出来るのだろうか?
 幸い、家のローンは終わっているので、せめてもの救いだが。

 組合の週に数回届けられる「短信」に、44歳と言う教師の述懐が掲載されていた。

 ・給与減の想定をしていなかったので、家のローンを払うのに、妻がパートに出ている。
 ・家で飲む焼酎を安いものに変えた。
 ・車を軽自動車にした。
 ・通勤を「公共交通機関」利用に変えた。
 ・貯蓄が出来ない。

 実態は同じようなものだなぁと思った。

 貯蓄と言っても、本人が遊ぶための物としては使えず、家の改修や、子どもの進学のためにほとんど費やされる。これが出来なければ、どうやって生活を続けろ、と言うのか。

 重ねて、道知事は、公約の「賃金10%削減を2年で終える」は達成したと、新たに続けて「賃金9%削減を4年間行う」との提案をしてきた。
 そして、これは公約違反ではない、と言う。

 これが詭弁でなければ、なにが詭弁か。

 よし、耐えてみよう。
 通勤も先月から、車を止めて、バス通だ。
 妻や子どもは別として、自分は服も買えない、靴も買えない、そんなことくらいは気にしない。
 でも、せめて、子どもの教育費くらいは政府・道で面倒を見てもらいたい。
 でなければ、これから先みんな、子どもなんか産まないよ。


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かよちゃん

tyuuriさん来ちゃいました♪

トレーラーと関係ないブログの内容が気になっちゃって。
でもいきなり深刻な話題でしたね。
道知事がそんな提案をしているとは全く知らず、読むだけで勉強になります。

また色々教えてくださいね。
こっそり見てます。
by かよちゃん (2007-12-19 19:22) 

tyuuri

 かよちゃん、ご訪問、ありがとう!

 ぼやきのブログですので、気楽にお付き合いください。

 蛇足ですが、もう少し説明しますと、札幌市内の教員は、政令指定都市である札幌市の教育委員会が任用しますので、札幌市の職員と思われがちですが、実際は、給与は道が負担しています。ですから「道費負担職員」の扱いです(市職員では、ありません)。
 札幌市に勤務していても、給与体系は北海道全体の教員と同じ扱いになるのです。
 義務制教員の賃金の三分の一は国家が負担します。(以前は二分の一。義務教育費国庫負担法による)
 政府としては、道に賃金の一部を渡して、後は地方に任せる方が面倒が少ないからこうなっているのでしょう。

 さて、10%削減ですが、道職員が対象になっていますので、道庁とその機関に勤める者、道警察、教員などがそのカットに苦しんでいます。
 警察には組合が無いので、現場の声を聞くことが出来ませんが、同じように生活に苦しんでいるのではないでしょうか。警察官の不祥事も時々報道されますが、こんな所に根源がなければいいのですが・・・

 ぼやき始めたら、まだまだ続くので、今日はこの辺で。。
by tyuuri (2007-12-19 20:21) 

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