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「流浪の民」 [学校]

 校内合唱コンクールで、「流浪の民」を歌った学級があった。

 完成度が高かったので入賞したが、それとは関係なく、自分の関心として、そもそも「流浪の民」とはジプシーのことなので、歌詞の意味を調べてみた。
 原詩はドイツ語で、19世紀にエヌマエル・ガイベルによって書かれた。今はジプシーの言葉は訳語として使わないので、「ロマの生活」が妥当だという。
 そもそもジプシーとは、15世紀頃にヨーロッパに現れた非定住民族で、エジプトからスペインを経て来たと言う伝説から、エジプシアンの頭音が消えてジプシーと呼ばれることになったようだ。しかも、単一民族というわけでも無く、ロマ語を話す民族は自らを「ロマ」と呼ぶようだが、そうでない集団もあるそうだ。

 ともあれ、日本語訳歌詞の中にある、「ニイルの水」がエジプトの「ナイル川」であることが分かった。これは、上記の伝説を知らないと、理解できない。

 追記 ナイル川はドイツ語では、der Nilで、ニールと発音する。現地語(アラビア語)でも、アン・ニールと呼ぶそうだ。
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