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校内放送(音楽) [学校]

 職場では、朝・昼・下校時に決まった音楽が流れる。

 朝は、グリーグ作曲『ペール・ギュント組曲第1番』より「朝」。
 昼は、予鈴の前にHAKASE作曲"ETUPIRKA"
 帰りは、ビートルズの"The Long And Winding Road"

 素晴らしい曲ばかりだ。
 ただ、ペール・ギュントは、好き勝手し放題の青年が老いぼれて帰ってくるまでの物語だし、鳥のエトピリカは日本では絶滅種に近い。"The Long And Winding Road"については、作曲者のポールは「どうしてもたどり着けないドア、達し難いものを歌った悲しい曲だよね。終点に行き着くことのない道について歌ったんだ」と語っているそうだ。
 そうやって考えるとこの選曲をした方は、なかなか人生の深みを知った方のように思える。
 今は何も分からなくて良いが、何年か、何十年か後に、かつて聞き慣れた音楽の作られた意図を知る生徒がいるかも知れない。そして作品の持つ芸術性の重さに気がつくことだろう。
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