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戻してきた図書 [学校]

 昨日、学校図書館から、新しく入れた北海道にかかわるマンガが2冊紛失した。

 マンガは禁帯出(図書館外持ち出し禁止)になっている。だが、バーコードは着いているので、間違って貸し出したこともあり得るが、記録にはなかった。
 昨日の放課後に、直ちに「盗難」として、全生徒の持ち物検査を行う方法もあったが、生活の先生と相談してそれは止めた。昼の開館が1年生で、対象が限られること、翌朝(今朝)学級で話をして、返却してくる可能性にかけたのだ。
 朝、担任から話をしてもらったが、申し出はなかった。
 あるクラスで授業があったので、終了間際に、図書係なので朝担任から話を聞いていると思うがとの前置きで、他に読みたい人がいても読めなくなるよと、図書紛失の話をしたら、授業終了直後に、「僕が持って行きました」と申し出た生徒がいた。本も持ってきているという。
 話を聞くと、どうも学校図書館から図書を借りる、という行為がよく分かっていないようだった。学級文庫のように、置いてある本だから持って行って読んでもいいのだろうという感覚? あまりにも素直なので、話だけして終わった。生徒指導の先生にも、学年代表、担任にも話をしたが、叱責はしないようにお願いした。
 振り返って考えてみたら、図書館利用の仕方というオリエンテーションは「図書館便り」でしか行っていなかったのだ。今年からやっと生徒手帳提示を義務づけたくらいで、割と管理がずさんだったので、何とかしようと思っていたが、関心の無い生徒は、「図書館便り」も読んでいないだろう。
 ちゃんとした時間を取って、図書館利用の仕方、情報収集の仕方を、基本から教えておく必要を感じた日だった。
 それにしても、昨日から、図書盗難か、と気分が悪かったのが、分かったその後はすっと気が晴れたようになった。
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