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新しい1キログラムの定義 [雑感]

 2018年11月に、国際度量衡総会にて、新しい1キログラムの定義が提案される。

 その定義とは、「キログラムはプランク定数の値を正確に6.62607015×10^ー34ジュール・秒と定めることによって設定される。」また、この定義により「1モルは正確に6.02214076×10^23個の要素粒子を含む。この数値は、アボガドロ定数である。」とモルの新定義が決定される。
 定義改定は、2019年5月20日となる。
 今の1キログラム原器が作られてから130年ぶりの定義改定だ。この決定の背景には、99.99%まで同位体濃縮されたシリコン28の結晶を作る技術等、日本の果たした役割も大きい。これによって、質量の相対的不確かさを、1億分の1までにすることができた。(従来は1億分の5)
 実はこれらの取り組みは,娘の高校の教科書で読んだ。今から13年ほど前か。原理的には理解したが、現実になるのに、10年以上の月日がかかったことになる。
 何かが変わるわけでは無いが、また、メートル法を語る上で必要な知識が増えた。

 この記事は、臼田孝著『新しい1キログラムの測り方』講談社ブルーバックス(2018年4月20日発行)を参考にしました。
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