SSブログ

『LaTeX2e美文書作成入門』 [学校]

 『LaTeX2e美文書作成入門 改訂第7版』を購入する。

 "LaTeX2e"とは"TeX"の発展系で、要は数式を書くために進化したソフトである。もちろん文章も書けるので、文章とどんな難しい数式が混在しても、組版が出来る。
 TeXは1980年に発表され、その後進化を続けてきたが、わたしには無縁のものと思ってきた。一太郎やエクセルでもそれなりに数式を書くことが出来るからだ。中学生レベルなら十分と思っていた。
 しかし、長年使っていても、どうしても不満が残る。やはり自分の思うような版にならないのだ。
 それで、いっそのこと、TeXを勉強することにした。目標はこれでテストを作ることである。ハードルは極めて低い。
 この本を購入したのは、DVD-ROMが着いていることで、TeXはインターネットからもダウンロードできるが、オープンソースソフトなので、様々なバージョンが混在しやすい。そのため、一定の水準で安定したバージョンが欲しかったのだ。
 習熟すると、出版されている書籍と同様の版が組める。教職引退後、テストの清書の仕事を得ることは出来ないだろうか? まあ、出来ないだろうな。それより、こういうことが出来るんだと、在職中に後輩に教える方がずっとためになる。わたしの知る限り、中学校教師で、TeXでテストを作った、と言う人を知らないからだ。
 大学時代の恩師 猪野富秋教授が手書きコピーを自分で綴じ込んで製本した『多変量解析の標本分布論入門』(1983)全93ページも組版して綺麗に装丁して仏前に供えたら、先生も喜ぶだろう。多分当時の学生でこのコピーを持っているのはわたし1人だと思う。
 なお、この「美文書作成入門」は、2018年度第14回日本数学会出版賞を受賞している。同回受賞作品としてもう一件が遠藤寛子先生作『算法少女』。
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:学校

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。