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『ファインマン物理学』Ⅴ「量子力学」 [雑感]

 ファインマン物理学 Ⅰ「力学」を買ったのは、大学2年になってすぐ、1977年のことだった。

 当時で、1冊2600円。なかなか揃えることが出来ず、Ⅳ巻「電磁波と物性」までしか買えずに卒業してしまった。最終的には数学科卒なので、量子力学を勉強することは無かったのだが、ファインマン物理学の「量子力学」は読んでみたかった。
 だが、40年も経つとオーディションでもなかなか出てこない。5巻揃ならたまに出るが、必要が無い。また、1986年から新装版になって、旧の装丁とは異なるのが、ちょっと抵抗があったのだが、中身は同じだと考え直し、やっと、オーディションでⅤ巻単独で出たものを、即決で落札した。定価4644円(現在)の所、税込+送料で2750円。まあ、こんなものだろう。それでも、今でもまだ新刊で買えるのには驚く。日本訳の初版が1967年発行だから、50年間のロングセラーだ。日本の教科書で、これに匹敵して余るのは高木貞治先生著『解析概論』だろうか。1938年第一版発行で、今でも改訂版が発行されている。何と79年となる。
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shira

 ファインマンはアインシュタインほどではないですが高校の英語テキストに扱われることがあります。
 私は数学が苦手で文系に回りましたが、物理と化学は今でも大好きです。長男が大学の工学部で応用物理をやってるのもなんかの因縁でしょうか。
by shira (2017-11-17 22:21) 

tyuuri

 講義録テープもあるようですが、存命中に日本に来て講義をしたときには、早口すぎて、誰も分からなかったという話が。本文自体も、訳者が苦労したと書いていますから、あまり文法は気にしていないんでしょうか? いずれにせよ、(日本語で)読んで面白いことは事実です。しかし日本の大学で教科書として使っている所は、まず無いと思います。これは『解析概論』も同様。
by tyuuri (2017-11-18 10:32) 

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