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始業2時間遅れ [学校]

 昨日(3月1日)は、札幌市内全小中学校の始業が、暴風雪のため、2時間遅れとなった。

 自宅に電話の職員連絡網で連絡が来たのは、朝6時半頃で、学校には朝6時5分位に市教委からメールが届いたという。市立高校は、卒業式の所も多かったと思われるが、延期したところもあるかもしれない。道内では、延期した高校は結構ある。
 生徒は2時間遅れで登校でも、教職員はいつも通りの出勤だ。生徒の安全を考えても、我々の安全を市教委は考えてくれないのかと、ちょっと疑問に思うが、まあ勤務だから仕方が無いのだろう。余程酷くて、車も公共交通機関も使えないとなると勤務には向かえないが、その際はやはり年休なのだろうな。
 今回は、札幌では避難を伴う災害とまではならなかったが、災害対応については、考えるといつも疑問に思うのだが、我々教員には、災害対応マニュアルが無いのだ。もちろん、災害訓練も無い。自分の学校の一教室が、札幌市の災害時対応時用の備蓄庫として使われており、ドアの窓から見る限り、寝袋、毛布、アルファ米・ビスケットなどの非常食、非常用トイレ、ポット式石油ストーブ、明かり取りのランタンなどがあるのが分かるのだが、いざ避難事態が発生したら、誰が学校の玄関の鍵を開け、誰が避難者をどこに誘導し、誰がこの備蓄庫から備品を配るのだろうか。それを指揮する者が誰かも分からない。また、自校に勤務する者が行くことになるのかも分からない。そんな災害時なら、家から離れた自校に行くことすら無理かもしれない。自分が避難者になることも当然あるのだ。公務員だからといってスーパーマンでは無い。もちろん、勤務として、出来る限りのことはするが、例えばその際は、自分の家からは災害避難場所指定の中学校が、歩いて5分くらいの所にあるので、そこで働くというのはどうなのだろうか。過去の災害地の例を知りたいところだ。
 これは、札幌市立学校の教員が「道費負担職員」であるという、分かりづらい立場であることも原因のように思う。つまり、札幌市教育委員会で採用されているが、給与は「義務教育費国庫負担法」により、国と道から出ているので、札幌市の職員では無いのだ。
 これも、2017年度から、政令都市としての札幌市へ道の権限委譲が行われ、教員も札幌市職員となるので、少し整理されるかもしれない。
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コメント 4

tyuuri

>ba42381さん、niceありがとうございます。
by tyuuri (2016-03-03 17:36) 

wako

札幌市の職員は災害時、自身の住んでいる地域の避難所(小中学校)での対応をあらかじめ割り振りされています。冬の早朝に徒歩で担当学校へ駆けつける訓練もあるようです。校長だけは避難所開設にかかわることが決められているそうですよ。
by wako (2016-03-04 16:41) 

tyuuri

>wakoさん、コメントありがとうございます。
 札幌市職員は、そのような規定や訓練があるのですね。了解しました。ただ、わたしの経験では、市職員が、災害訓練で学校に集結した記憶はありませんし、聞いたこともありません。学校の用務員さんは札幌市職員なのですが、聞いたら災害時の勤務対応については知らないようでした。校舎のことを一番よく知っているのは用務員さんなのですが。まあ、近くに住んでいるとは限らないし。こうなっていますよ、と市が広報でもしてくれたら良いのですが。
by tyuuri (2016-03-04 17:49) 

tyuuri

>ぼんぼちぼちさん、niceありがとうございます。
by tyuuri (2016-03-05 16:22) 

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