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『数学をきずいた人々』 [学校]

 ある教室に授業に行くと、一番前の生徒が数学史の本を読んでいた。

 書名は『数学をきずいた人々 ユークリッド デカルト ニュートン 関孝和』。北区の市立図書館で借りてきたそうだ。
 ユークリッド『原論』の最初の定義・公理、公準が載っているが、分からないと言う。まだ証明の一歩も勉強していないのだから、分からないだろう。でも、関心を持つのはよい。この生徒がある程度数学が分かるようになれば、より高い数学への道をたどるのだろうか。
 図書館の検索システムで調べたら、村田 全(たもつ)という方の書かれた本だった。児童書に分類されている。中学生向きの本なのだろう。村田さんは、数学史が専門で、ブルバキの『数学史』も翻訳されている。市内市立図書館にたくさん蔵書があるので、今度借りてみよう。
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shira

 数学史を読む中学生ですか。んー、いいですねえ。
 私は小学校のころに『数学物語』という小学生向けの数学史の本を読んで結構面白かったのですけど、結局文系でした。
by shira (2013-05-24 21:24) 

Moose

高校のとき、演劇部でした。
初めての演目が「高校数学Ⅰ」
「ユークリッドのロバの橋」って台詞を今でも覚えています。
ところで、「ロバの橋」って何のことでしょう?
by Moose (2013-05-25 15:07) 

tyuuri

>shiraさん、そうですね。人物史に熱心でも、数学が得意になるかどうかは別物ですから。
>Mooseさん、紀元前3世紀頃に書かれたユークリッドの「原論」第5番目の定理のことです。中身は「二等辺三角形の2つの底角は等しい」と今の中学2年で習う内容ですが、ユークリッドが与えた証明が難解なために、理解できない者が多く、「愚かな者が落ちる」意味で、「ロバの橋」と言うのだそうです。
by tyuuri (2013-05-25 16:18) 

Moose

ありがとうございました。
そういう意味があったんですね。
それで、三角形のセットを作って、その上を乗り越えるシーンがあったんですね。
by Moose (2013-05-25 22:01) 

tyuuri

>bashyさん、niceありがとうございます。
by tyuuri (2013-05-26 15:41) 

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