レミング的な惨敗

　７月に、「民主党と伝説のレミング」という記事を書いた。

　マニフェスト（公約）を全う出来ず、それどころか、消費税増税、一部原発容認などまったく議論のないままの政府民主の暴走を批判し、党の集団自殺的な状況を指摘して、次回選挙では、選挙民の厳しい批判を受けざるを得ないとの内容だった。

　全くその通りの結果になってしまい、改憲を唱える自民党支配の政治に戻るのは残念ではあるが、民主党のだらしなさ故だから、仕方がない。
　北海道では、全ての小選挙区で民主党が落選している。３年前とは全く逆の様相だ。
　ただ、自民党に期待した選挙民が、この後の自民党の施策と結果をどう評価するかで、また来年の参議院選挙が問われてくることとなるだろう。

コメント 5

　総選挙はこれで3回連続して一党が大勝ちするという構図ですね。で、「小泉劇場」以降の国政選挙は衆院も参院もすべて与党が大負けという結果になっています。閉塞感とかいわれる割には選挙結果はずいぶんとダイナミックに変化していて、その変化の割に社会はあんまり変わってないんですよね。
by shira (2012-12-17 20:47) 

>shiraさん、そうですね。まさに振り子選挙です。民主も護憲や反原発をもっとはっきりさせたら、自民との区別化も出来るのではないでしょうか。まあ、もう冷静に考えることの出来る人物がいないのかも知れませんが。
>HIROMIさん、niceありがとうございます。
by tyuuri (2012-12-18 17:56) 

民主がやったことといえば消費税率アップのためのレールを敷いて自民にバトンタッチしただけってところが情けないです。
by nobu (2012-12-20 11:43) 

>nobuさん、自民も都合の良いところは受け継ぎますが、都合の悪いところは否定しますからね。
by tyuuri (2012-12-20 17:43) 

民主はTPP参加で農村票を落としたのと、支援団体である連合の組織票が動かなかったのが痛かったですね。

もっとも、増税反対、脱原発、護憲を唱える政党も、議席を減らしたわけですが。
自分の考えと国民の望みは違うのが、現実ではないでしょうか。
by 田中 裕二 (2012-12-23 13:47)