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学校に忍者 [学校]

 昭和の小学校には、今から思うと、謎としか考えられない出来事があった。

 忍者が来たのは、旭川小学校6年生の時か。昭和44(1969)年、担任は大塚一彦先生だった。

 伊賀か甲賀かは忘れたが、体育館に現れた忍者は、普通に背広を着た年輩の方だった。アシスタントなのか3人ほどいたような記憶がある。

 印象に残っているのは記憶術と、自然石割りだった。

 記憶術は、小さめの黒板に第三者(この時は小学校の教師)がでたらめな数字を100くらい書く。それを5秒ほどで記憶するという物だった。これは、覚えるのではなく、カメラのフィルムのように頭の中に焼き付けるのだ、という説明だった。
 自然石割りは、前日小学校の教師が適当に拾ってきた大きめの石を素手で割る。
 担任の大塚先生が、「あれは昨日先生方で拾ってきた石で、細工はない」と言っていたのを覚えている。

 だが、なぜ突然「忍者教室」なのかは、全く分からない。
 一人10円くらいの料金は取ったような気がする。
 10円と言っても、当時おやき(今川焼き)が5円だったから、今なら300円位の価値になろうか。全校生徒が700人なら21万円くらいになる。巡業としては、成り立っていたのかもしれない。

 だが、それがなぜ学校の授業の一環として行われたのかは、分からない。
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tyuuri

>HIROMIさん、ナイス、ありがとうございます。
by tyuuri (2011-06-08 19:15) 

shira

 なんともいえないいかがわしいお話ですけど、妙に心魅かれるのは何ででしょうかねえ。
by shira (2011-06-08 21:04) 

tyuuri

 その後、この「背広の忍者」さんは、TVにも出ていたのを思い出しました。
by tyuuri (2011-06-09 17:37) 

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