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石油の「栽培」 [環境]

 昨年の12月に石油を作る新たな藻類が発見され、国際会議で発表されていたそうだ。

 筑波大学のチームによれば、「オーランチオキトリウム」という単細胞の藻類は、水中の有機物をもとに、重油に相当する炭化水素を作る。
 試算では、面積1haのプールで培養すれば年間約1万トン作り出せる。生産施設を2万haにすれば、日本の石油輸入量に匹敵する生産量になる、そうだ。
 渡邊教授は、「大規模なプラントで大量培養すれば、自動車の燃料用に1リットル50円以下で供給できるようになるだろう」とのこと。(朝日新聞社 2010年12月15日報道より)

 統計局のHPによると、日本の耕作地は461万ha。2万haはその0.4%に過ぎない。耕作放棄地を活用することが出来れば、土地の問題は解決する。かつ有機物を吸収して増殖するので、排水などを浄化しつつ石油を作る一石二鳥の構想も期待できる。
 これが工業として実現すると、日本は、こと石油に関しては自立することになる。このような技術こそ、早く実用化してもらいたいものだ。
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HIROMI

夢のような素晴らしい話ですね。こういうところに研究費をどかんと出してはやく実現させて欲しいです。そして、ノーベル賞を。
by HIROMI (2011-04-30 21:03) 

tyuuri

>HIROMIさん、これが実用化すれば、石油産地の国は大打撃を受けるでしょうね。
>shiraさん、ナイスありがとうございます。
by tyuuri (2011-05-01 12:37) 

tyuuri

>あおいソラのしたさん、ナイスありがとうございます。
by tyuuri (2011-05-01 17:40) 

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