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ちょっと夏らしく [環境]

 昨日から、やっと夏らしい日射しとなった。

 何日ぶりだろう。
 これまで、「蝦夷梅雨」と言うべきか、北海道全般が長雨にたたられてきた。
 農作物も不振だ。冷夏となると、収穫も例年の数分の一になってしまう可能性もある。

 それにしても、TVのレポーター達は、なんでも「異常気象」「温暖化」に結びつけないと気がすまないらしい。
 今の状況は、「冷害」になるかもしれない、という危機だ。
 「温暖化」を叫んでいれば視聴率が上がる時期が終わり、作物不足が深刻になれば、「温暖化」はいつの間にか口に上らなくなるだろう。

 そもそも「冷害」という言葉はあるが、「温害」という言葉は聞いたことがない。
 開拓の時代から、北海道の人間は、常に、気温が上がること、日照が十分であることを願ってきた。
 「温暖化防止対策」などという発想は、作物を作ったこともない、都市部人間の頭の中のものでしかないのではないか。東京の食物自給率は1%だという。東京に住んでいる人間は、作物は金さえ出せば手に入ると考えているのかもしれない。農業に必要なのは、なにより、土・水・気温・日照・そして二酸化炭素だ。一生、クーラーの効いた部屋の中で過ごす経験しかないものには分かるまい。
 食料が高騰し、飢えに苦しむようになって、やっと言ってきたことの馬鹿らしさが分かると言うことか。まあ、これによって、利益を十分に得た人間は金にまかせて食料を買うだろうから、飢えに苦しむことはなかろうが。馬鹿を見るのは、いつも、おどらされる庶民である。

 追 この項は、武田邦彦先生の記事を参考にして書きました。

 http://takedanet.com/

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