武田邦彦先生の講演・茶碗とペットボトル [環境]
地方紙に紹介されていた武田邦彦先生(中部大学教授)の講演を聴いてきた。
北海道大学工学部B21教室。30年前、わたしは、学生の頃、ここで電気工学の講義を聴いたことがある。懐かしいと言うより、イヤな所に来ちゃったなぁ、と言う感じ。
定時に、武田先生の講演が始まった。TV局も来ている。聴衆は200人ほどだろうか。
一般向け90分の講演は、地球温暖化による海面上昇のウソ、ペットボトルリサイクルのウソ、ダイオキシンのウソ、と続いたが、わたしが一番心を打たれたのは、先生の次のような言葉だった。
「みなさん、朝ご飯を食べるのにお茶碗を使いますね。そのお茶碗は洗ってまた使いますよね。お茶碗を買うとき作った人がいたらその方はどう言うでしょうか。新聞紙か何かで包装して、大切に使ってくださいね、と言うでしょう。それは、作った人の作ったものへの誠というものでしょう。リサイクルに熱中している人で、朝茶碗を使ってすぐ壊して分別に出して、これでリサイクルに貢献したと考えている人は聞いたことがない。お茶碗を作る人は、ちょっと頭を働かせたら、すぐに壊してくれたら、自分のもうけは倍増になる、と気が付くかもしれない。でも、決してそんなことは考えないし、自分の作ったものを大切にしてくれることを考える。しかし、ペットボトルはどうですか。作った人は、何度でも使って欲しいなどとは考えていない。すぐ、捨てることを望んでいる。そうでなければ、製造量はがた落ちになりますから。・・・」
一部の引用なので、誤解される恐れもあるかもしれないが、わたしは、茶碗とペットボトルの例えに感動した。
著書もたくさんあるが、HPでもたくさん発言されているので、興味のある方はごらんになって欲しい。
引用はご自由にとのことなので、勝手に紹介させていただく。
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