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「体重バランス用計算尺」 [学校]

 「今はもう知っている人も少なくなりましたね」と、職員室の自分の引き出しから、計算尺(ヘンミ P45S)を出したら、隣の席の養護教諭が、同じのがありますよ、と保健室にあるという計算尺を持ってきてくれた。

 「これはローレル指数を計算するのに・・・」と言うので、「それは珍しいですね」と答えた。確かに、ケースは、白と青で全く同じ形。だが、計算尺自体は全く違う。同じなのは長さだけだ。
 私の持っているのは、乗除を基本とする一般的なもので、養護教諭が持ってきたものは、「体重バランス用計算尺」と言って、同じヘンミ製だが、身長と体重から、肥満度を計算する道具なのだ。希少価値から言うと、P45Sはかつて中学校の数学の授業で使った(教科書に使用法の説明があった)ので、1972年位までは各中学校に最低でも45本はあっただろうが、「体重バランス用計算尺」は各校1本しか必要ないわけだから、45分の一、或いは100分の一位しか製造されなかったはずだ。ご本人のものか、学校のものか確認を忘れたが、貴重な一本であることは間違いない。(後で聞いたら、ご本人の所有物だそう。)

 http://www.keisanjyaku.com/sliderule/hemmi_weight/hemmi_weight.html

こちらが、1972年まで授業で使われていた計算尺。
 http://www.keisanjyaku.com/sliderule/hemmi_p45s/hemmi_p45s.html

わたしが、小学校5年位の時に父に買って貰った計算尺。当時定価4000円。
 http://www.keisanjyaku.com/sliderule/hemmi259d/259d.html

 使い方は「実務教育研究所」の通信教育で勉強した。その時のテキストが、WEB上で公開されている。
 http://www35.tok2.com/home/sliderule/Menu3/Menu3.html

 この時に、必要に応じて対数関数、三角関数などを勉強した。そう考えると、少し数学に興味のある子なら、小学校5年くらいで、微積分くらいまでは普通に理解可能かも知れない。ただ、私は、微積に関しては、良い本と巡り会わなかったので、高校に入ってから勉強した
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